2010年1月31日日曜日

住民投票条例を自治体に義務付け?

毎日新聞1月31日

 政府はすべての自治体に住民投票条例を作ることを義務付ける「住民投票法」の策定作業に入ったとのこと。ニュースでは「住民投票の結果を地方自治体の意思決定に反映させるため」としていますが、「投票結果に法的拘束力を持たせることには慎重な意見が強い」とのこと。
 
 今後の動きに注目ですが、一律のやり方ではなく各自治体が創意工夫できるような枠組みになればと思います。もうひとつ難しいのは、たとえば県内で一つある迷惑施設を作らなければならない場合、各市町村がそれを住民投票にかけると、どの市町村でもその施設が作られなくなるということ。
 いわゆるNIMBY問題ですが、それをどう解決するかというのは一つのポイントかと思います。

3セク関係ニュースいろいろ

1 読売新聞1月31日

 新潟県内3セク 1/3が赤字。債務超過も7法人。

 県内市町村が出資する第3セクター169法人のうち、2008年度は33%の56法人が赤字だったことが県の調査でわかった。

 業種では「観光・レジャー」(65法人)が最も多いとか。バブル期に作られたものが多いのでしょうか。

 新潟地下開発(新潟市)、紫雲寺風力発電(新発田市)、柏崎ショッピングモール(柏崎市)、荒川マリーナ(胎内市)、神湯温泉倶楽部(魚沼市)、胎内高原ハウス(胎内市)、松葉荘(十日町市)の7法人は、負債が資産を上回る債務超過だったようです。

 市町村の出資総額は116億4000万円で、前年度より1億2800万円増加。3セクの金融機関からの借り入れに伴い、市町村が金融機関と結んだ損失補償契約の債務残高は、9100万円増の計16億6800万円だった。このほか、経営状況など情報公開に取り組んでいるのは約6割の106法人にとどまった。

2 新聞各紙で1月26日に報じられましたが、かずさアカデミアパークが破綻しました。
 千葉県の出資は35億円、貸付金は17億円とか。木更津市や君津市は5億円ずつ、袖ヶ浦市も1億円出資しています。 この開発のために県もホールを建設したりしているので、そのための借金があるかもしれません。


2010年1月30日土曜日

本日もリハーサル

 今日は、生活消費センターを借りてリハーサル。
 シーンを短く切ってにファイルをわける方法にチャレンジしてみました。
 1区切りが短くなったので、話すほうとしては楽になりました。
  ただ今回は細かすぎて後の編集が大変ではないかということで、本番は折衷案になるかと。あと、結構会場のパーティションが薄くて隣の音が入りそうになったり。
 市議会の選挙もあるので、場所は考えなければ・・・・。
 

2010年1月29日金曜日

新しい公共円卓会議というものができたらしい。

公共=行政ではないというような話はかなり前からありましたが、こういう会議が発足したようです。
リンクはこちら

地方分権改革推進委員会もそうですが、こういう広いテーマの会議で出てくる資料は、その分野の歴史的なこととか、大枠がわかりやすく整理されたものが多いので、非常に参考になります。
 今後おっ、と思う資料があったら紹介していきたいと思います。

2010年1月28日木曜日

ついったーをはじめた。

つぶやいたものがいつまでも残るというので、なかなか書こうという気力が起こらず。
睡眠なう(寝てては書けないが。)とか書いてもねぇ。

とりあえず、フォローを入れてみることに。
メールのリストから検索された和光市の松本市長と行政改革.COMをフォロー。
 さっそく、松本市長からフォローされる、、、あわわ。

 ツイッターのHPに鳥のような絵が描いてあるのはなぜかとおもったらTwitterとは「さえずる」の意味だったのですね。日本では「つぶやき」と訳されていることが多いようですが、確かにさえずりの方が状況をよくあらわしているのかもしれない。

2010年1月27日水曜日

国が財務資料を発表

1月26日 財務省発表
平成20年度「一般会計財務書類」及び「特別会計財務書類」の公表

 平成20年度における一般会計と特別会計をあわせて317.4兆円の債務超過となっており、前年度より34.5兆円の悪化となっています。
 リンクはこちら
 
日経新聞によると、「政府は09年度も景気対策などのために国債を大幅増発しており、足元では債務超過額がさらに膨らんでいる公 算が大きい。」とのこと、
「従来は8月発表だったものを、国会審議などでも活用できるようにするため、今年から約7カ月前倒しした。」
 とのことですが、企業ならば平成20年度のバランスシートは昨年の5月ごろにはまとまっているものなので、いかにも遅いという感じは否めないのだが。

 国の財務書類の概要は今回初めて見ましたが、地方だと行政コスト計算書になるものが、業務費用計算書となるようですが、よくわからない。。。。。

 債務超過でかつ、経常赤字のようなもので、民間企業だと とうにつぶれているところですね。。。

2010年1月26日火曜日

平成22年度の地方財政の見通し・予算編成上の留意事項

総務省1/25発表。

 国の予算が発表されたのにあわせ、総務省自治財政局財政課から各都道府県と政令指定都市に「平成22年度の地方財政の見通し・予算編成上の留意事項」という事務連絡をしているようです。

 リンクはこちら

 都道府県から市町村に連絡が回ってくるそうです。

 地方分権とかいいながら、これって非常に中央集権的と思うのですがいかが。


 予算編成の大きな方針については

  ・予算編成過程の刷新:
国民主権とは、国民自らが国の政策決定に責任を持つことであり、物言えぬ将来の国民にツケを回すような無責任な財政運営を行ってはならない。同時に、「依らしむべし、知らしむべからず」といった独善的な発想で、財政規律の確保に失敗を重ねてきたことを、ほかならぬ政治と行政が深く反省しなければならない。
 ~ まさに、すべての首長、財政担当者と議員さんに見てほしいところです。
    わざわざ国が通達することかという感じはしますが。

 地方財政計画は策定されていないようですが、参考資料として平成22年度の地方財政収支見通しを発表しています。
 歳入は、地方税が10.2%減(3.6兆円減)、その分を地方譲与税(+5千億)と地方交付税(+1.1兆円)、地方債(+1.7兆円)で埋め合わせしているという状況。

 地方交付税が1.1兆円増えているのですが、基本的な原資は所得税・酒税・法人税・消費税・たばこ税の一定割合なので、前年より基本的に増えていません。(+3千億程度)残りは国の一般会計からの繰り入れを9千億円増やして対処しています。
 というわけでその元をたどると、国の借金に行き着くというわけ。

非常に立派な予算方針を立てているのですが、実施されているかはちょっと?

 そのほかにも、高校無償化にたいする地方財政の考え方など、いろいろ参考になることが書いてあります。62ページもあるのでほとんど読んでませんが。ぜひ参考に。
 





2010年1月25日月曜日

総務省地域行財政検討会議

総務省の地域行財政検討会議が立ち上がり第1回の会合がもたれたようです。
 議事録などがまだ出ていないので、どのような議論が出たかはまだ不明ですが、
 参考資料については、地方自治法の概要とか、これまでの歴史とか、他の国の制度などを簡単にまとめてあり非常に参考になります。
 (リンクはこちら

 政権交代しましたが、基本的には政権交代前からある地方分権改革推進委員会の勧告を推進していく方向のようです。この委員会では参考になる資料が多い。
 以前の記事(こちら)でも取り上げているので、是非一度ご覧になるとよいかと思います。

2010年1月24日日曜日

昨日から豊田駅の発車音楽が変わりました。

以前からこのブログでもお伝えしている件。

昨日昼ぐらいに出かけた時にはまだペールギュントの朝を早回しした音楽のままでした。
 朝日新聞によると12時54分初の電車から音楽が変わったのだとか。
 昼ぐらいにはマイクを持った鉄道少年(?)たちがホームに何人も来ていました。

 最近いろいろな新聞でとりあげられています。

 朝日新聞はかなり詳しく書いています。
メロディー作りについては
「曲のイメージの参考に弾いてほしい」。同下旬、市の窓口となった産業振興課の担当者が、上司のまちづくり部長、関田和男さん(60)に頼んだ。関田さんは小学生時代からピアノを始め、市の行事などで腕前を披露することも多かった。キーボードを市役所に持ち込み、即興で曲調を変えながら、4、5種類弾いた。テンポは軽快に、伴奏を抑えめにしてメロディーを際だたせたという。

 曲をパソコンに取り込み、JR側に送信したところ、「このままで大丈夫」の返事。二つが上下の各ホームで使用されることが決まった。

 市は当初、プロに依頼する予定で、スタジオ・編集費を含む関連費用150万円を予算計上していた。自前で作ったおかげで126万円が浮いたという。関田さんは「軽い気持ちで弾いたので、(使われることに)驚いた。財政が厳しい折、費用が浮いたのはプラスでした」。

とのこと。財政にもプラスだったようです。

2010年1月23日土曜日

ブログをはじめてから1年!

昨年の1月23日にブログを開始し、本日で1周年を迎えました。
 1年間は毎日更新しようということで、下書きだけして翌日アップしたり、書き溜めて少しずつアップしたりはしましたが、何とか1年間更新を続けることができました。
 1年で記事は490本ともう少しで500に届くところまで来ました。
 読んでいる人がいるかどうか、”?”なところはありますが、継続は力なりで、現在
YahooとGoogleで市民財政白書での検索1位をキープしています。

 今後は毎日更新にはそれほどこだわらず、むしろ更新が滞っている別館図書室の整備をしたいと思います。
 というより、まず財政白書の動画版の完成めざしがんばります。

2010年1月22日金曜日

狛江市財政白書 平成20年度決算

平成20年度決算による財政白書が出たようです。
リンクはこちら
前年度以前のこのブログでの紹介記事はこちら
構成はほぼ同じですが、
 ・公債費比率の推移
 ・財務諸表間の関係
 ・連結財務諸表の情報
 ・後期高齢者医療保険制度の説明
 ・都下26市の財政状況の比較表
 が追加されました。

 ・財政用語は削除されました。

2010年1月21日木曜日

財政白書各論を作る 下水道まとめのまとめ

前回下水道のまとめを作ったのですが、説明の順番が逆なので改めてまとめです。

○何をどう調べてまとめるか。(まとめの回
○下水道の仕組み(第3回
○下水道と財政への影響(第1回
○収支の考え方と分析(第4回第6回
○他の市と比較する方法(第5回第6回
○日野市の下水道財政(第2回第4回

2010年1月20日水曜日

JR豊田駅の発車メロディが童謡「たきび」に変わります

以前の記事でもお伝えしましたが、実施日が決まったようです。

 開始日:平成22年1月23日(土曜) 午後12時40分頃から

以下は日野市HPから

「日野市では、童謡「たきび」の作詞者であり、晩年を市内旭が丘で過ごした巽聖歌(たつみせいか)の功績を讃え、地域の文化財産としてより多くの方に知っていただく活動を行っております。

この一環でJR東日本の協力を得て、下記の日時からJR豊田駅の発車メロディが童謡「たきび」に変わります(上りホームと下りホームで異なる音程になっています)。

なお、発車メロディについては一般的には専門家に作製委託しますが、豊田駅の「たきび」については市職員が製作したため、関係予算の大幅な節減にもつながっているところが特徴です。

ぜひこの取り組みを取材していただきますようよろしくお願いいたします。」

とのこと、メロディを職員が自作というのは珍しいかも。いつも利用する駅なので楽しみです。
ちなみに毎日新聞によると独自のメロディを持つのは八王子支社管内では6駅目。

 その他は八王子駅の「ゆうやけこやけ」、西立川駅の「雨のステーション」、武蔵小金井駅の「さくら」、奥多摩駅の「どんぐりころころ」、青梅駅の「秘密のあっこちゃん」 だそう。

2010年1月19日火曜日

南足柄市キンタローマン

神奈川新聞1月12日
「南足柄市などがデザインを公募した「足柄山の金太郎」をモチーフにした観光PRキャラクターに寄せられた戦隊ヒーロー風の作品「キンタローマン」。子 どもから圧倒的な人気を集め、市民投票では126票を得て断トツの1位。だが、デザインが奇抜過ぎたのか、最終審査では、投票12位(13票)の作品に最
優秀の座を奪われ、2番手の優秀賞に泣いた。「まさかの大逆転」と市民や市議からは疑問や驚きの声が上がっている。」

南足柄市の関連ページはこちら
 確かに優秀賞のキンタローマンは異彩を放っている。
 他はキンタローマンというよりはただの”金太郎”ではないの?というつっこみが入りそう。

以下記事
 
「金太郎がピンク色だったり、女の子だったり。愛らしくユニークな作品が集まる中で、異彩を放っていたのがキンタローマンだった。甲冑(かっちゅう)風の衣装を身にまとう筋肉質の成人男性。「金」の赤い腹掛けに、ふっくらと健康そうな男の子が斧(おの)を担ぐという一般的な金太郎像とは違う奇抜さが目を引いた。

「 市民投票では2位の作品(78票)に大差をつけた。「小中学生から圧倒的な人気を集めた」(市)。市によると、昨年暮れの最終審査には市長や有識者らが審査員になった。キンタローマンを「斬新」、「若い世代に/人気が出るかも」と評価する声もあった。しかし、奇抜さに難色を示す意見や「キャラクターグッズを作りやすい方がいい」との意見が大勢を占め、結果は次点となった。

 キンタローマンに投票した少年は最優秀の作品を見て「これもいいけど、126票が13票に負けるなんて」と驚く。ある市議は「市民と審査員の感覚にずれがありすぎる。市民投票なんてやらなければいいのに」と話す。」

 確かに、投票で二位を選ぶならともかく、12位のキャラクターが選ばれたということですが。なぜ2位ではなかったかは不明。

 そういえば投票下位のものが選ばれたといえば、国鉄がJRになったときに「国電」という名称をどうするかというので名称を応募したことがありましたが、このときは20位の「E電」が選ばれました。

 「E電」と発表したとき、審査委員長の小林氏が「あれっ」というような表情をしたような記憶があります。

 さて南足柄のキンタローマンはE電とならずに、キャラクターとして定着するでしょうか。

2010年1月18日月曜日

尾道市:財政難で「新市計画」を見直し 30事業、凍結や停止

毎日新聞1月14日

「尾道市は14日、旧2市3町の合併に伴い策定した「新市建設計画」を見直し、合併後10年間で実施予定だった事業のうち30事業を凍結・執行停止する方針を明らかにした。財政難を受けたもので、同計画の見直しは合併後初めて。 同市は05年3月に向島町と御調町、06年1月に因島市と瀬戸田町を、それぞれ編入合併。これらに伴う新市建設計画に133事業(総事業費約1069億円)を盛り込んだ。 今回、このうち遅延・未着手となっている60事業について、緊急性や必要性などの観点から見直しを実施。うち17事業を「要検討」の凍結、13事業を期間中の実施を見送る執行停止とした。市によると、これらによって約350億円の削減が図れるという。市は今後も見直しを継続し、市民への周知や意見集約の方法などを検討するとしている。」

この記事をみて思った点:新市建設計画に具体的な事業が記載されていること。市によっては総合計画に具体的な事業とスケジュールを記さないので「財政状況が変わっても変更を生じない」こともあります。それに比べたらかなり突っ込んだ計画を作っているのではと思いました。
 逆に合併のために(合併される町村の合意を得るために)いつまでに何をやるということを作らなければならなかったのかもしれません。

ちなみに尾道市のページはこちら。人口は15万人、平成19年度の普通決算の財政規模は560億円で日野市と同じぐらい。財政力指数は0.61で税収は日野市の2/3という中で、総事業費1000億円を超える投資というのは多少無理があったのかもしれません。

2010年1月17日日曜日

昭島市財政白書

昭島市の財政白書 平成20年度決算版が出たようです。
リンク先はこちら
 以前の紹介記事はこちら
 構成は大体同じ。 財務諸表関係のページがなくなり、ページ数はかなり減りました。
 全国的に見ると建設事業費は減っているのですが、昭島市は平成20年度は大きな事業があって増えているようです。
 また関連リンク先でもありますが、市民も財政白書を作っています。(紹介記事はこちら
 

2010年1月16日土曜日

各論編を作る 下水道編 まとめ

下水道編の最終回です。前回はこちら
 今回は、下水道関係の各論の作り方。
 って、最初に書けよといわれそうだが。データを集めながら書いたという面があるのでご容赦。

1.どういう問題意識で調べるか。
 まずはデータを集めてから分析。と思ったのだが、現状HPで調べられるデータはかなりのものなので、集めているうちになんだかわからなくなることもあるかもと思った。
 基本的には市の財政を圧迫する原因となっていないかどうかを調べることになる。

 論点としては
 ①市全体の財政に影響するほどの規模か。(将来含め)
 ②一般会計からどのぐらいのお金を負担しているか。
 ③事業構造としてどれぐらい使用料で負担できているか。
 というところであろう。

2.データを集める。
 まずは、もっとも気になる論点から調べることとなるが、データを探しているうちに新しい問題を発見するということもあるため、ここにあげたデータソースぐらいは調べたほうが良いと思う。

 ①市全体の財政に影響するほどの規模か。
  ・決算書で歳出の金額を見て、一般会計の財政規模と比較するのが第一点。
  ・もうひとつは財政状況等一覧表((総務省のリンク元)、財政規模と債務残高がわかるのがポイント。
  ・チェックしておきたいのは普及率。都市部では普及率が上がってきましたが、これからというところもあります。今後普及率を上げていこうとしている市町村では、今後の投資が重くなる可能性があります。

 ②一般会計からどのぐらいのお金を負担しているか。
  ・上記と同様、決算書と財政状況等一覧表。どちらでもわかります。
  ・できれば、財政規模、建設費、維持管理費、公債費、債務残高、普及率を経年的に見ておくと、歴史的に下水道がどう整備されて、そのお金をどう調達したり、回収したりしたかがわかります。
  ・また下水道の整備段階により、将来的に市の財政にどういう影響がありそうか見えてくるでしょう。

 ③事業構造としてどれぐらい使用料で負担できているか。
  ・決算書で歳入と歳出のバランスをみましょう。
   使用料でどの程度までまかなえているか。維持管理費までか、公債費の利子までまかなえているか。
  ・維持管理費のうち何にお金がかかっているかの分析をしてみましょう。その市独自の問題が出てくる可能性があります。
  ・汚水は使用者負担、雨水は公費(一般会計)負担という原則ですが、決算書ではその仕分けはありませんので、それについては下水道経営指標(リンクはこちら(平成19年度))を見る必要があります。
  これを見ると汚水処理費用が使用者の使用料でどれぐらいまかなえているのか。建設投資を含めてまかなえているのかを確認することができます。

 下水道については長くなりましたが、ここまで。あまりまとまりがなくてすみません。

2010年1月15日金曜日

日野市 第5次総合計画 市民委員を募集

1月15日の日野市広報の1面で募集。
募集の情報はこちら
最近は参加メンバーが少なくなっていることと固定的になっていることが問題になっているので、今回は市役所に集まってもらうだけではなく、いろいろなチャンネルで市民の意見を聞こうという動きのようです。
 先日の成人式のときも、企画調整課の方が新成人の方にアンケートをしていましたね。

 かくいう私ですが、個人的な事情もあり、ちょっと悩んでいるところです。

2010年1月14日木曜日

リハーサル後 画像素材を撮る

もう3日も前の話になりますが、画像素材を撮りにいきました。
 財政の役割の説明で「例えば○○」というときに、画像としてインサートするとよいかなと思って。
 小学校、中学校、保育園、児童館を外側から撮影。
 どの学校を撮ったかは後日見てみてください。
 本当は人が動いている動画がよいのですが、特に最近プライバシーの問題とかがあるので、実際に保育園で保育をしている映像を撮ることは難しいですね。

2010年1月13日水曜日

議会活用 市民向け「トリセツ」

読売新聞 1/9 

町田市の市民団体「まちだ市民情報センター」(卯月慎一代表)が、市議会の 仕組みや、議会への請願の仕方などをわかりやすく解説した

「市民必携@議会のトリセツ(取扱説明書)」

を発行した。卯月代表は「市民の小さな思いを議会に反映させるため、どう議会や議員を活用していくかを紹介した」と話している。

 同センターは1997年、市民に自治や議会に関心を持ってもらおうと設立された。会員は会社員ら約50人。講座を開いたり、市長選で各候補の公約についてアンケートしたりしてきた。今回は、メンバー7人で編集委員会を作り、1年がかりでまとめた。

発行元のHPはこちら


2010年1月12日火曜日

こういうソフトもあるらしい。

読み上げソフトで有名らしいのですがSoftalkというのがあるらしい。
 「Softalk」でGoogle検索をかけるとダウンロードできるページが出てきます。
 ためしにインストールしてみたのですが、特にレジストリを変えたりとか本体に影響を与えることなく、解凍したフォルダ内で完結している非常に軽いソフトのようです。
 なんともいえない独特のイントネーション、息継ぎのタイミングが微妙。読み間違いがすごいのはご愛嬌。  耳だけで聞いてわかるかのチェックに使うのは厳しいですが、これはこれで面白いです。

 ニコニコ動画では「ゆっくり声」として有名なようです。

リハーサル2

一昨日のリハーサルについて。
 今回私が財政白書の説明役ということになりました。

 実際にカメラを前にしての台本の読み合わせです。後で再生してみると、実に滑舌がわるい・・・・。
 なるべくゆっくり話すように心がけたのですが、まだまだ。

 また気をつけてたつもりなのですが、やはりせりふに漢語が多い。

文字で見るとわかるものも耳だけで聞くとわかりにくい(字幕も入れる予定ですが、これはあくまで音を出せない環境の方のためなので)ので、これも改善必要です。

 スライドも動きがなくて説明時間が長いと退屈になるし、かといってあまりアニメーションすると画面が汚くなるのでこれも難しいところ。などなどここにきていろいろと課題が残っています。

 今月中にもう一回ぐらいリハーサルできればという感じですね。(皆さん仕事なのでなかなか進まないのです。)

2010年1月11日月曜日

リハーサルをしました その1

日野市財政白書 動画版を作成中です。
昨日はカメラリハーサル。
 まずはセッティングからデータに落とすところまでできるかというところをテスト。

最初の問題はまずビデオカメラ。DVDやテープに録画するカメラだったのですが、そこからパソコンに落とす方法がわからない。というか基本的に想定していないもののようでした。

 結果としてWebカメラをメインとしました。けっこうちゃんと映るし、すぐにデータ化できます。
 あとはサブでデジカメのムービー機能で撮影。音のほうはいまいちですが、画像だけならばある程度ちゃんと撮れます。
 最近のSDに保存するやつでならばできるのでしょうか。結果として家庭用ビデオカメラは使うことはありませんでした。

2010年1月10日日曜日

八王子のローカル戦隊ヒーローが「萌え寺」イベントに参戦-萌え・燃えコラボ

八王子経済新聞 1月7日より
最近地元密着キャラが増えているようですが、八王子にも昨年できたようです。
「転成合神ゲンキダーJ」というのだとか。(ーωー)
『ゲンキダーJ』は高尾山に住む「10番目の烏(からす)天狗」。「文明開化の動乱に乗じてやってきた異次元の支配者ウザルス帝国。高尾山から望む人々の営みを見守ってきた源気谷(げんきだに)の天狗の一族は、その営みを守るためウザルス帝国に立ち向かう。人の「守りたい」という気持ちと合体する「転成合神」を遂げることで、人々の前に現れるという。

最近話題のなんでもありの感もある萌え寺、了法寺のもちつきイベントとコラボするのだとか。
関連HPはこちら。

2010年1月9日土曜日

財政白書各論を作る 下水道6

前回の続きです。
 しかし字を大きくすると一行あたりの文字数が異様に少なくて画面の小さいPCは読みにくい。
 普通のPCは大丈夫なのかな。今回からまた文字の大きさを戻します。
 行間がもう少しあればいいのに。

 今回は下水道経営指標のファイルから。(リンク先等は前回投稿参考。)
 使用料単価(立米あたり)
   日野市  130.48円
   八王子市 122.08円
   立川市  141.18円
   府中市  77.25円
   昭島市  125円
   多摩市  144.24円
   国立市  121.88円

 汚水処理原価(立米あたり)カッコ内そのうち維持管理
  日野市  154.05円(63.24)
  八王子市 109.15円(60.60)
  立川市  142.90円(57.37)
  府中市  69.69円(53.15)
  昭島市  124.99円(54.5)
  多摩市 113.20円(79.02)
  国立市 142.08円(63.49)

  日野市は汚水処理原価が高いのがわかります。その主な原因は維持管理費以外(つまり整備費?)の費用がかかっているからと思われます。
 使用料の単価が安いところは、原価も安い傾向にあります。(汚水は使用者負担の原則からすると当然)逆に日野市、立川市、国立市では汚水の処理料により係る費用がまかなえていないことになります。立川市はほぼ同じですが、日野と国立がその差が多いのが気になります。
 
 前々回、汚水処理費用が使用料でまかなえているか決算書からではわからないとコメントしましたが、ここでわかるのか。なるほど。
 

2010年1月8日金曜日

藤沢市 公民連携のあり方についての提言

昨年の11月4日に「藤沢市公民連携あり方検討委員会」から提言書が提出されたようです。

7月にお話差し上げた東洋大の公民連携講座の根本教授が委員長となり、講座を受講されていた方もオブザーバーとして参加(おそらく実質的にワークを行ったと思われます。)していました。

報告書等はこちら

市民参画や協働というワードがよく出てくる中で、参考になりそう。
第1章は「なぜ、公民連携なのか」
 参考事例として我孫子市、市川市、横浜市、岩手県の事例があり参考になります。
第3章は「藤沢市における公民連携」
 このブログでも何回か紹介(借金時計公共施設マネジメント白書財政説明資料電子会議室)しているように、いろいろと先進的な取り組みをしており、「公共施設マネジメント白書や地域経営会議があるということは他の地域にない大きな強み」と自ら位置づけています。
第4章では「公民連携のあり方」
 としてその原則を示しています。
 紹介しても良いのですが、是非報告書の28~29ページを読んでいただければと。
また大きな特徴として、全事務事業に対して公民連携を市民から提案できる制度の導入を提言しています。なかなかすごい制度と思いますが、あくまで提言なので、今後どうなるかは不明。
 また市民から提案を受ける制度があっても、結局市がほとんど提案を否決している事例もあると聞きますので、実施段階が一番重要になってくると思われます。

 藤沢市の動きについては今後ともウォッチしていきたいと思います。

2010年1月7日木曜日

松阪市副市長募集

なんと松阪市が副市長を全国から公募するそうです。
 募集のページはこちら
 昔、今の副市長が助役と呼ばれていたころに上越市が分野ごとに6人の副市長を公募したことがありますが、全国から公募というのは珍しいのでは。
 よく見ると2人目の副市長を選ぶようです。
 25歳以上の日本国民であればよく、
行政経験の有無や学歴は不問。任期は4年で年収約960万円。「これまでの経験を生かして副市長として松阪市に貢献できること」(5千字以内)と、「女性」または「男性」(2千字以内)をテーマにした各論文を提出し、公開討論を含んだ選考が行われるようです。

 どのぐらい募集があるのか、興味があります。

2010年1月6日水曜日

財政白書各論を作る 下水道5

今回はほかの市との比較です。
 普通会計であれば、財政状況調べのページで横断的に見れるのですが、下水道は公営企業会計。一箇所で全てわかるというところはありませんが、データ収集については以下を参考にするとよいでしょう。
 ①財政状況等一覧表(総務省のリンク元
  ・各市で1ファイルなので一つ一つあたらなければいけません。
  ・債務残高や一般会計からの繰り出し金などがわかります。
 ②下水道経営指標(リンクはこちら(平成19年度))
  いっぱいあってわかりにくいと思います。8 個表の(1)公共下水道 を見ていただければたいていの市の方はOK。エクセルファイルが開きます(または保存になります)。
  使用量の単価や汚水の処理の原価などがあります。
 ③各都道府県の統計データ
  実体としての下水道(普及率など)のデータは各県の統計データのページを見ていただくのがよいでしょう。

 分析の例として日野市とその周辺市町村の比較をしてみます。
 
 ①財政状況等一覧表等
  下水道債の残高(カッコ内は一人当たり)平成19年度末現在
   日野市 348.65億円(20.2万円)
   八王子市1133.83億円(20.8万円)
   立川市 266.75億円(15.4万円)
   府中市 76.44億円(3.2万円)
   昭島市 94.91億円(8.6万円)
   多摩市 37.57億円(2.6万円)
   国立市 165.86億円(22.8万円)
  大きく分けて日野市・八王子市・国立市といった残高が多いグループと府中や多摩のような残高が低いグループ(立川はどちらか微妙)に分かれそうです。
 その理由としては、平成4年と平成19年の普及率を比較すると
  多いグループ
   日野市52% →92%
   八王子市50% → 99%
   国立市92% → 100% と国立以外は最近下水道の普及(建設)が進んだこと
  少ないグループ
   立川市98% → 100%
   府中市100%→100%
   昭島市94% →100%
   多摩市98% →100% と早期に下水道の普及が進んでいたこと。
 と傾向が見えてきます。
  国立市だけが普及が早かったのに債務の残高が多い理由は不明です。
 
  ちなみに全国平均は25万円となっており、いかに東京以外の下水道事業の財政が苦しいかわかります。
 今日はここまで
  
 ※なお普及率のデータは東京都の統計年鑑のHP 平成4年からの各種データがあるので非常に役に立ちます。

  

2010年1月5日火曜日

財政白書を作る 各論編 下水道4

前回に引き続き下水道の第4回。今回は収支です。
 前回は汚水は利用者負担、雨水はみんなで負担~つまり一般会計からの負担ということを説明しました。とはいえ、特別会計の決算書では汚水と雨水が分かれていません。
 国は、維持管理費は70%が汚水、30%雨水。建設費は70%が雨水、30%が汚水という想定で地方財政計画を作ったり、地方交付税の交付基準を決めているようです。
 実際はかなり違うようなので、総務省で見直しが行われているよう。

 さて日野市の下水道には何にお金がかかっているのか。見てみましょう。
 (下水道の収支の詳細は市のHPで公開されています。)
 まずは歳入から。
  使用料:21.77億円
  国から2.27億円 都から0.11億円 ~国や都からのお金はほとんど入っていない。
  一般会計からの繰入金 20.48億円
  市債(借金)17.19億円

 歳出
  人件費 一般職14名分 12.63億円
  消費税 0.5億円
   ~ 使用料に消費税が含まれているようです。
    21.77億円の5%は約1億円ですが、支払っている消費税が0.5億円あるのでその差額の0.5億円がこの消費税ということと思われます。
  下水料金の収集(汚水分) 1.69億円
  維持費
   うち市が持っている管の管理(汚水雨水とも)1.03億円
     都の部分の管理に7.20億円(全て汚水関係)
    ~ 要は下水処理場に多額のお金がかかっているということ。
  建設費(雨水・汚水とも) 市の部分10.55億円
                  都の部分1.72億円
  公債費 元本の返済25.85億円
        利子の支払11.72億円
  (借金の残高が340億円ぐらいなので平均の利率は3.4%ぐらい)

 これを見ると維持費のほとんどが汚水関係に使われていることがわかります。都への負担金が高いと思いますが、38円/立米と決まっているそうです。

 一般会計からの20.48億円は(維持費の30%+建設費の70%)になっているかどうかは、人件費の配分が不明なのと、建設費がどの部分をさすか(その年の建設費か、公債費(過去の建設費の負担分)か)が不明なので確認できずでした。
 ところで、なぜ確認しようとしたのか?ということですが、
 「汚水は利用者負担」となっているがその原則どおりになっているか、ということ。そうでないと、下水道を利用していない人が実は負担しているということになるからです。
 汚水の処理をすることで、河川がきれいになり、利用していない人にも利益が生じますが、それは市民の納得の上に行われるべきもの。現状ではその検証もできないということになります。

 次回は他の市と比べてみる。
 

 
  

2010年1月4日月曜日

財政白書を作る各論編 下水道3

前回の続き、下水道です。
 次回は収支についてと予告しましたが、ちょっと戻って下水道の仕組みについて先に説明します。
 本当は一番最初にすると良かったのかも。
  後の説明が楽になるのでここですることにしました。

 日野市で下水道を担当しているのは環境共生部の下水道課になります。
 でも下水道会計への一般会計からの繰出金は土木費(衛生費ではない。)。

 下水道というと家庭から出た排水を処理することが目的というイメージがありますが、もうひとつ大事な役割として街に降った雨水を排水することがあります。

 日野市の場合は、家庭や事務所や工場から出る汚れた水(汚水)を流す管と、雨水を排水する管が別に整備されています。このような方式を分流式といいます。

 ちなみに東京都区部のように早くから整備されているところは汚水も雨水も一緒に流す合流式になっています。そのため、雨が降ると汚れたものが一気に川や海に流れ出すという問題があります。(ただし整備コストは安い。)
 (わかりやすい説明はこちらのページ(和歌山市))

 雨水はそのまま川に流すのですが、汚水はそのままでは川に流せないので水処理場で処理します。日野市内にも下水処理場(浅川水再生センター)がありますが、これは東京都が建設・運営しています。

 

 上記の図のように日野市の下水道のうち下水処理場とそれにつながる幹線は東京都が整備、管理(日野市は負担金を支払う)、それ以外の部分を日野市が整備、管理しています。

 汚水の処理に関する経費は原則として汚水を排出した人が負担(下水道料金)、雨水の処理に関する経費は公費(つまり利用するかどうかにかかわらず市民全体)で負担することとなっています。

ポイントのまとめ
 ○下水道には汚水と雨水がある。
 ○一部は東京都の管轄である(日野市は負担金を支払う)
 ○汚水は排出者負担、雨水はみんなで負担。

 参考URLは以下
  東京都の下水道2009 (4多摩地域の下水道 15財政のあらまし を特に参照)
  国土交通省下水道のしくみ

  

2010年1月3日日曜日

ブックレビュー 地域政策と自治

今日は「地域政策と自治」 今川晃、高橋秀行、田島平伸 共著 公人社 1999年5月発行
 図書館から借りて読みました。

 1999年なので地方分権一括法施行前ですが、内容は現在でも通じるものがあります。
第1章は 市民オンブズマンについて
第2章は これからの住民参画
第3章は 広域行政について
第4章は 環境問題を通して、住民参加と協働についての概論
第5章は 上記についての事例について

 第5章では日野市の環境基本条例及び環境基本計画における市民参画が紹介されています。
 ・市民が環境基本条例の案を作り、市に提案したこと
 ・70人の市民ワーキングがゼロから素案を作ったこと
 ・まちづくりマスタープランを80人の市民が参画して作成したこと
 など改めてすごいと思いながら興味深く読みました。
 ところが現在は公募の委員を集めるのにも苦労する状況で、今年から始まる次の総合計画における市民参画のありかたというのが課題となっています。市民参画を今年の研究のテーマに選んだのはそういう問題意識によるところが大きいです。
 日野市は市民参画・協働については全国的にみれば進んでいるとは思いますが、やはり何か基本的なところに課題があるようにも思います。改めて市民参画の難しさを感じるこのごろです。

2010年1月2日土曜日

沼津市民が財政白書作成

毎日JP 12月30日版
 以前の記事でも財政白書を作ろうという動きがあることを紹介しましたが、ついに完成をみたようです。
 「市民団体『沼津市民がつくる財政白書の会』が、沼津市の財政状況を分析した本を発行した。同会によると、自治体の財政を評価した「白書」を市民が独自にまとめるケースは県内では初めてという。」
 NPO沼津まちづくり市民の会「海風47」が問い合わせ先。A4判で160ページという力作。
 財政全般の他に駅前の市街地開発など、個別の事業についても分析をしているようです。

2010年1月1日金曜日

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。
昨年はいろいろとお世話になりました。
 今年もよろしくお願いします。

今年の目標としてとりあえず
○健全財政を考える会
 ・ 動画版白書の完成
○市民財政白書ナビ ブログ
 ・ 全国の市の財政白書を年内に一巡見る(HP上)
 ・ 「市民財政白書」での検索上位キープ
 ・ 各論編づくりをいくつかのテーマで。
○研究テーマ
 ・ 市民参画と協働のありかた
 
 をあげておきます。
  これまでのプロジェクトも、中途のものが多いので、反省するところ多いですが、今後ともよろしくお願いします。