2010年3月27日土曜日

予算書案を読む

決算書を読むシリーズも終わっていないのに! とお叱りを受けそうですが。
HPに公開された平成22年の予算案を元に、予算を読んでいきます。
 議会には予算説明書が配られるので、それをHPに公開すればよさそうですが、(公開している市もあり)残念ながらまだ実現していません。

 何回シリーズになるかわかりませんが、まずは市税から。
 ところで予算書案の歳入のページは、本年度~前年度と並んでいるのですが、前年度というのは当初予算。補正予算も可能な限り織り込んだほうが、比較としてはよいような気がしますが。

1.市民税
 平成22年度予算は、個人市民税120.98億円、法人市民税9.68億円。
 前年度から個人が7.86億円マイナス、法人は3.8億円マイナスです。
 特に法人は10億円を下回るのは昭和50年以来。
 
 私が注目したのは滞納処分に対する収入見込み額。
  調停額×24.5%が予算化されています。 あれ?と思って平成17年(5年前)の予算を見ると
  調停額×14%ぐらい。実際に平成20年度の決算を見ると24%近い徴収率となっています。
  5年ほど前に都の滞納徴収の専門家を招いて徴収率の向上を図るような取り組みをしているというような話を聞いていましたが、その効果でしょうか。

 法人市民税は均等割(儲けが出ても出なくても定額で払う金額)と法人税割(利益に対して払う金額)がありますが、均等割3.28億円。つまり全体の1/3が均等割。逆に言えば利益にかかる部分は6億円強に過ぎないということになります。

2.固定資産税
 110.38億円で前年比+2.58億円。土地建物の分が少し増えたようです。

3.軽自動車税
 近年徐々に伸びており、今年は1億円突破。普通自動車からの乗り換えが多いと思われます。
 ちなみに普通自動車の税金はいったん国に入り、道路面積や延長割合で各市町村に配分されます。
 (したがってその市民で自動車を買ったかどうかは関係ない。)
 その配分されたものが自動車取得税交付金ですが、これは前年比約半減の1.3億円。
 エコカー減税も関係あるのでしょうか。

4.市たばこ税
 2%減。たぶん吸う人が減っているからでしょう。

5.都市計画税
 21.71億円と+2.3%の増加。

6.入湯税
 多摩テックの温泉が閉鎖されたため、0に。
 王様の湯って、日野市じゃなかったんですね。

 
 

気になる本 孟子

孟子といえば性善説が有名ですが。江戸期には孟子(書物という意味で)を載せた船は日本に着く前に沈没するという伝説があったそうです。

それは「人民は専制政府に対して反対し、革命を行う権利を持っている」ことを言っており、そういった民主主義的な政治思想が危険思想と見られていた。ということのようです。

先週の福嶋先生の講演会は、市長・議会・行政、そして何より市民に活をいれるものであり、従来型の物事の進め方に安住したい人にとっては「危険思想」なのかもしれません。
講演会を聞きながら、「よく市がこの講演会を主催したな」と思いながら、孟子の話を思い出しました。

ちなみに孟子を載せた船は難破する、という話は世界の名著「孔子・孟子」から。昭和41年発行ですが、新しい版は出ているかな。

 福嶋先生の講演の内容は、バリエーションはあるものの、大体全国で同じ趣旨のことをお話されているようです。下記のリンクは日野市で行われたものではありませんが、内容的にはこんな感じとおもっていただければ。
  文章で読みたい方はこちら。(白井市での講演)
  動画で見たい方はこちら