カタカナお役所言葉見直しの手引きBy富良野市
http://www.city.furano.hokkaido.jp/contents/ePage.asp?CONTENTNO=1602
お役所言葉は民間企業でも結構使ってしまうことが多く、反省するところも多いです。
では、単に言葉を変えれば解決するかというとそうでもない。
例えばよく使ってしまうのが、「○○について、する必要があります。」と主語を明示しないこと。
本当は「○○が、××をする必要があります。」といいたいところだが、はっきり書くと書かれた側の気分を害するのではないかと思って主語を消したり、受身にしたりしてしまいます。
あと曖昧語ですね。「○○します。」というとできない場合に責められるので、「○○する方向で動きます。」としてしまうとか。
つまり、言葉を変えるということはそれにとどまらず、胆力が必要になったり、リスクをとって取り組む覚悟を持ったりすることにつながるので、見た目以上に大変なことだと思います。
この手引きのいいかえで
「前向きに検討します」 →(実施できるなら)「・・・します。」 (できないなら)「・・・できません。」
とあります。ということは同じ言葉でもまったく逆のことをいうことがあるということで。
でも実施できるかできないかわからないものについて、どう表現したらよいかは書かれていないようです。
できれば「いついつまでに、実施できるかどうか判断します。」というのがよいのでしょうね。