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2010年1月17日日曜日

昭島市財政白書

昭島市の財政白書 平成20年度決算版が出たようです。
リンク先はこちら。
 以前の紹介記事はこちら。
 構成は大体同じ。 財務諸表関係のページがなくなり、ページ数はかなり減りました。
 全国的に見ると建設事業費は減っているのですが、昭島市は平成20年度は大きな事業があって増えているようです。
 また関連リンク先でもありますが、市民も財政白書を作っています。(紹介記事はこちら)
 

2010年1月9日土曜日

財政白書各論を作る 下水道6

前回の続きです。
 しかし字を大きくすると一行あたりの文字数が異様に少なくて画面の小さいPCは読みにくい。
 普通のPCは大丈夫なのかな。今回からまた文字の大きさを戻します。
 行間がもう少しあればいいのに。

 今回は下水道経営指標のファイルから。(リンク先等は前回投稿参考。)
 使用料単価(立米あたり)
   日野市  130.48円
   八王子市 122.08円
   立川市  141.18円
   府中市  77.25円
   昭島市  125円
   多摩市  144.24円
   国立市  121.88円

 汚水処理原価(立米あたり)カッコ内そのうち維持管理
  日野市  154.05円(63.24)
  八王子市 109.15円(60.60)
  立川市  142.90円(57.37)
  府中市  69.69円(53.15)
  昭島市  124.99円(54.5)
  多摩市 113.20円(79.02)
  国立市 142.08円(63.49)

  日野市は汚水処理原価が高いのがわかります。その主な原因は維持管理費以外(つまり整備費?)の費用がかかっているからと思われます。
 使用料の単価が安いところは、原価も安い傾向にあります。(汚水は使用者負担の原則からすると当然)逆に日野市、立川市、国立市では汚水の処理料により係る費用がまかなえていないことになります。立川市はほぼ同じですが、日野と国立がその差が多いのが気になります。
 
 前々回、汚水処理費用が使用料でまかなえているか決算書からではわからないとコメントしましたが、ここでわかるのか。なるほど。
 

2010年1月6日水曜日

財政白書各論を作る 下水道5

今回はほかの市との比較です。
 普通会計であれば、財政状況調べのページで横断的に見れるのですが、下水道は公営企業会計。一箇所で全てわかるというところはありませんが、データ収集については以下を参考にするとよいでしょう。
 ①財政状況等一覧表(総務省のリンク元)
  ・各市で1ファイルなので一つ一つあたらなければいけません。
  ・債務残高や一般会計からの繰り出し金などがわかります。
 ②下水道経営指標(リンクはこちら(平成19年度))
  いっぱいあってわかりにくいと思います。8 個表の(1)公共下水道 を見ていただければたいていの市の方はOK。エクセルファイルが開きます(または保存になります)。
  使用量の単価や汚水の処理の原価などがあります。
 ③各都道府県の統計データ
  実体としての下水道(普及率など)のデータは各県の統計データのページを見ていただくのがよいでしょう。

 分析の例として日野市とその周辺市町村の比較をしてみます。
 
 ①財政状況等一覧表等
  下水道債の残高(カッコ内は一人当たり)平成19年度末現在
   日野市 348.65億円(20.2万円)
   八王子市1133.83億円(20.8万円)
   立川市 266.75億円(15.4万円)
   府中市 76.44億円(3.2万円)
   昭島市 94.91億円(8.6万円)
   多摩市 37.57億円(2.6万円)
   国立市 165.86億円(22.8万円)
  大きく分けて日野市・八王子市・国立市といった残高が多いグループと府中や多摩のような残高が低いグループ(立川はどちらか微妙)に分かれそうです。
 その理由としては、平成4年と平成19年の普及率を比較すると
  多いグループ
   日野市52% →92%
   八王子市50% → 99%
   国立市92% → 100% と国立以外は最近下水道の普及(建設)が進んだこと
  少ないグループ
   立川市98% → 100%
   府中市100%→100%
   昭島市94% →100%
   多摩市98% →100% と早期に下水道の普及が進んでいたこと。
 と傾向が見えてきます。
  国立市だけが普及が早かったのに債務の残高が多い理由は不明です。
 
  ちなみに全国平均は25万円となっており、いかに東京以外の下水道事業の財政が苦しいかわかります。
 今日はここまで
  
 ※なお普及率のデータは東京都の統計年鑑のHP 平成4年からの各種データがあるので非常に役に立ちます。

  

2009年5月27日水曜日

お勧め財政白書 その10

今回は財政白書の表現方法として参考になるもの
○構成
  稲城市:構成は標準的ですが、各テーマで統一したページとしてあり、作成の効率化を図っています。
  昭島市:表紙にその年の状況を一言ずつ書いてある
  小平市平成14年版:最初に財政運営の課題を説明し、その後関連するデータを出している
○市の財政全般
  狛江市 :H19 P3 一人当たりの歳入及び歳出、繰入や繰り出しなどの全体の流れの表現がひとつにまとまっています。
  東久留米市特集:No5の予算編成の考え方   羽村市:H13年版P14 実質収支などの説明(豚君が説明してます。)
          同じくP31 大型事業の財政への影響の表現方法
○他市との比較
  国立市 : 中央線沿線の都市との比較という視点も入れています。確かに住民にとってはイメージしやすいかも。

2009年5月12日火曜日

お勧め財政白書 その8

お勧め財政白書 その8

今回も前回に引き続き、分析で面白いと思ったものを。
○福祉関係
 福祉にかかる費用の比較として、扶助費や民生費を見たりしますが、
 八王子市 最新版P35では一般会計の老人福祉費と、介護給付費を足して分析しています。
 立川市 行財政白書 本編 P24(第一部を参照)では、扶助費+福祉関係の繰出金を分析しています。
   (リンク先PDFファイル注意)
 また昭島市 最新版 P12 では福祉にかかった費用とサービスを受ける人一人当たりのサービス額を示しています。


○債務負担行為
 債務負担行為の内容について分析しているのは八王子市(リンクは上と同じ)P44。一般会計以外のものを含めて分析。
 分類として下水等、道路、区画整理、学校その他に分けています。
 また公債費に準じるものとそうでないものに分けています。


○公共施設関連  
 八王子市平成17年度版(16年度決算) P26~29の公共施設ごとのコストと利用料金収入の分析がされています。  
 羽村市 の最新版 P14 施設ごとの収支の状況(ちなみに平成15年度版はグラフ化されている。)   
      P31では施設ごとの初期投資額と累計の償却費が開示されています。

○国庫補助金  
 羽村市のP8では、国庫補助金が何に対して出されているかが示されています。(生活保護が1/3ぐらいのようです。)  
 町田市P6では、目的別に補助金を分類。民生費に対するものがほとんどであることがわかります。

○物件費
 小平市 P33(2番目のファイル)では物件費の内容を分析。委託費が70%を占めていることがわかります。
  ただ、市民がこれを決算書を元に分析するのは難しいので、行政の方にこういったデータをお願いすることになるのかもしれません。

○補助費
 福生市 P20 福生市は特に一部事務組合(主に廃棄物処理関係と病院)への負担が大きいので、この部分を詳しく分析しています。 一部事務組合は一般会計と切り離されるので、市民の目が行き届かなくなりがち。 市によって一部事務組合との関わりの度合いは異なりますが、今後広域行政が進む方向とすると、一部事務組合のチェックがポイントとなるでしょう。  特に後期高齢者の広域連合が各市町村で共通する課題となるのではないでしょうか。

○市税
 市税の分析が詳しいのが、羽村市P5~と西東京P12。  羽村市は個人の所得層ごとの、西東京は法人の規模ごとの税収が示されていて興味深い。(決算書からここまで分析はできませんが。)

2009年5月7日木曜日

お勧め財政白書 その7

お勧め財政白書 その7です。

前回までは財政用語等の説明でしたが、今回からは分析の方法や視点で面白いと思ったものを取り上げます。
○昭島市H18年度版 P8
  基金の繰入と赤字公債を同時に示してあります。 簡単にいえば一方は貯金の取り崩し、もうひとつは借金なので、単年度で見た場合の資金不足を表す考え方として面白いと思いました。

○小平市H19年度版 P55~ (PDFファイル)
  小平市は平成19年度版の前には平成14年度版を出していますが、55ページ以下で5年前の財政白書で示した小平市の課題について、その5年間にどうなったかをまとめています。PDCAサイクル的考え方として参考になります。また5年後を期待します。

○西東京市平成19年度版 P33~
  26市の平均や都内類似団体とと比べたレーダーチャート。総務省のレーダーチャートとも違います。
  ちなみに、財政力指数、経常収支比率、公債費比率、一人当たり市債残高、一人当たり基金残高、人件費比率。
  総務省バージョンは公債費比率の代わり実質公債費比率。人件費率に代わりラスパイレス指数。基金残高がなく、1000人当たり職員数と、一人当たり人件費・物件費等決算額が加わっています。

  またP41には「債務償還可能年限」という指数が紹介されています。その市が債務を何年間で返済できるかという指標で、これが市債の償還年限を下回っているかどうかで中長期的な継続可能性を判断するのだそうです。
面白い指標と思いますが、市民が独自に算出するのは難しそう。

 同じく西東京市 平成17年版 P26~
  総合計画の実現にいくらかかるかを試算しています。大変なお金がかかることが示されていますが、これは総合計画を作成する際に試算すべきものでは。 と思いました。いろいろ不確定要素があって難しいでしょうが、日野市もまた新しい総合計画を立てる時期ですが、是非考慮していただきたいものです。

  ○青梅市 平成19年度版 P7~
 一般会計から特別会計への繰入と収益事業からの繰入が並べてあります。
  収益事業から特別会計へ資金を支援していたものが、収益の減少に伴い、一般会計から出さざるを得なくなった事情が見えます。同じことが他の市に当てはまるかどうかは不明ですが、大規模に収益事業をやっている市の分析としては参考になるかと思います。

2009年4月10日金曜日

昭島市民手作りの財政読本

以前紹介した昭島市の市民の財政白書。
 財政白書を作っている「あきしま財政研究会」のHPがオープンしました。

 http://www12.ocn.ne.jp/~akizai/
 ・本の表紙 ・新聞等への紹介 ・内容 ・売っているお店
 などが紹介されています。
 今後の充実に期待しましょう。

 ページ右の関連リンクからもジャンプできます。

2009年3月31日火曜日

昭島市の財政 平成19年度版

昭島市の財政平成19年度決算版出ました。 (前回の投稿はこちら)
 平成20年11月に発行とありますが、ネットに出たのは3月ぐらいと思われます。
 項目は平成18年度とほぼ同じですが、平成19年度から公表が義務付けられている健全化判断比率に何ページかページを割いています。もともと夕張の破綻がきっかけになって作られた指標なので、この指標にかかるところはよほど財政内容が悪いところといえるかと思いますが、今のところ都内でこの指標に引っかかるところはなさそうな感じです。
 だからといって財政状況がよいかどうかは別問題。経常収支比率が95.3%と5.8ポイントも悪化しています。
 詳しくはこちら。
  http://www.city.akishima.tokyo.jp/doc/pdf/0000pdf/kessan19.pdf

2009年2月7日土曜日

昭島市財政白書 市民版

昭島市では”あきしま財政研究会”が
 昭島市民手作りの「財政読本」 そこが知りたい
 を平成20年10月末に発行しています。 日野市の図書館で発見、借りてきました。

 東村山や国立ほど新聞などには取り上げられていないようですが、内容はすばらしいと思います。
 ポイントとしては、まず全体に文字が大きく読みやすいこと
 次に市が財政白書を出しているというのもあるのでしょうが、全般的なところは軽く触れておいて、
  疑問のところ・課題のところを深く掘り下げているところ。
 そしてそれらの項目について。他市との比較やサービス量との見合いなど多面的な分析がされているところ。
 
 深く掘り下げているのは
  職員給:市としては自らは書きにくそうなところ。今まで見た白書で一番深く突っ込んでいるように思います。
  福祉 : 保育園児の数が多いようです。(他の市はあきらめている人も多いのでは・・・)
  ごみ処理 :有料化が早い割にはあまり減っていないようにも。
  国民健康保険 : 市としては徴収以外はいかんともしがたい部分が多いので、市の白書でここまで分析しているものはなかなか見当たりません。
  水道事業:昭島は独自の水道事業を持っています。しかも優良経営なのです!

 定価千円とのことですが、どこで売ってるのでしょうねぇ。 内容の充実度からするとお得感が高いです。

2009年2月6日金曜日

昭島市の財政白書

昭島市は「昭島の財政」というタイトルで平成14年度決算から財政白書を出しています。
最新版は平成18年度決算版が平成19年12月に公表されています。

 http://www.city.akishima.lg.jp/1080yosankessan/108108hakusyo/

 普通会計決算に基づき各項目のここ15年間の推移を元に説明しています。
 分析の特徴としては、福祉関係(高齢者、生活保護、保育園など)について受益者一人当たりのサービス受給額と市の負担をまとめていること。 → 受益者負担の見直しが必要としている。
 財政上の課題としては、財源不足を基金の取崩しと赤字公債(要は借金ね)でまかなっており、赤字地方債が市債残高の半分を占めていることが特徴ではないか? と思いました。
  赤字公債って何かは後日説明しないといけないですね・・・・・。
 全般的にはわざわざ噛み砕いた説明はしてないものの、各ページに用語解説があり、特色があるわけではないけれどもしっかりと作っている感じがしました。