2009年8月7日金曜日

東京・日野市、資源ごみ回収に奨励金

東京・日野市、資源ごみ回収に奨励金 スーパーなど対象
 日経新聞 7/27

「東京都日野市は2010年度から、ペットボトルや発泡トレーなど家庭から出る資源ごみの回収やごみ減量に積極的なスーパーなどに奨励金を払う。市による収集の頻度を半減させるのに伴い、民間での回収を促す形だ。資源ごみを購入した小売店などに持ち込むよう住民に求め、市の処理費用を削減する。専門家は「事業者に奨励金を払うのは全国的に珍しい」と注目している。  日野市は10年度から月に2回だったペットボトルやトレーの収集回数を1回に減らす方針だ。一方で、資源ごみの回収に協力的でレジ袋の無料配布を取りやめたスーパーに資源ごみの回収量1キログラムあたり数円の奨励金を支給する計画だ。」

当初、レジ袋の無償化を検討していたのですが、市内スーパーで離脱するところが出たため頓挫。この方向になったようです。
 http://www.city.hino.lg.jp/index.cfm/1,35040,170,1643,html
 「レジ袋無料配布中止に向けた共同会議」の内容はこちら。議事録は臨場感がありなかなかすごいです。

 ちなみに、平成19年度の資源物回収委託費は約3.24億円。
 2週に5回ある資源物の回収のうち1回がプラとすると、単純計算では3.24億/5=約6480万円がプラ収集の費用となります。プラスチックの市の収集量は約555t。従って1tあたり収集費用は1kgあたり116円!
 回収1kgあたり数円払っても(委託費が減らせれば)はるかにお得ということになります。
 逆にスーパーにとってお得なのか?は不明。ただ現在お金を払って処理しているようであれば、お得なのかもしれません。