読売新聞 9月19日より
「福島県双葉町は18日、2008年度予算で発注した公共下水道工事が年度内に完了しなかったにもかかわらず、町建設課の職員らが完了したとうその文書を作成していたと発表した。 町は同工事で受けた国庫補助金約240万円の一部を返還する方向で、県などと対応を協議する。町議会は同日、「説明が不十分」などとして水道事業会計を含む08年度決算案を賛成少数で不認定としたが、決算自体への影響はない。 」
決算は議会の認定を受ける必要があり、ほとんどの市町村では現在行われている9月議会で認定が行われます。
地方自治体の決算は現金主義であり、判断が絡む要素がほぼないので、決算が認定されないということがあるとは思わなかったので、ニュースをみて驚きました。
発表によると3月中に完成する工事が資材調達の遅れや人員不足などで完成が4月に入ってしまったため、町の職員と請負業者で書類を偽装したとのこと。素直に遅れますと報告し、お金で解決できるものはすればよかったようにも思いますが、補助金の関係とかなんとしても年度末に完成させなければというのがあったのでしょう。
元をさぐると、補助金の硬直的な運用がその背景にあるのかもしれません。