日野市財政白書平成21年度版の解説。
今日解説する動画は「お金の使い道」(動画へのリンクはこちら)。 動画中のスライドはこちら(PDFです。)
動画の台詞を色文字で示し、解説を黒文字で書いています。今日は総務費の説明の部分を取り上げます。
「その次に多いのが73億円の総務費ですが、これはどういったものですか。」
「総務費は、簡単にいえば市役所を運営するための一般管理費のようなものです。その中身についてはこちらをご覧ください。」
総務費の説明は難しい。なぜならばその他もろもろだから。
ここでは一般管理費と表現しましたが、一般管理費という用語は会社員以外にはなじみが薄いかもしれません。
細かく総務費の中身を見てみると。(下線部はスライドで数字を示した部分)
1総務管理費 61億円(ほとんど!)
1-1 一般管理費 28.5億円 ~ うち人件費23.7億円、人事管理1.8、市庁舎管理1.6億円
1-2 文書管理費 0.7億円
1-3 広報広聴費 0.5億円
1-4 財政管理費 0.1億円
1-5 会計管理費 0.03億円
1-6 財産管理費 20.7億円~20.4億円が積立金
1-7 企画調整費 0.5億円
1-8 男女平等推進費 0.03億円
1-9 車両管理費 0.6億円
1-10 支所費 1.4億円
1-11 電算管理費 2.8億円
1-12 多摩平の森ふれあい館費1.2億円
1-13 諸費 3.9億円 ~ うち還付金2.8億円
2徴税費 6.8億円
3戸籍住民基本台帳費 3.7億円4選挙費 0.6億円
5統計調査費 0.2億円
6監査委員費 0.4億円
となっており、項目は多いけれども金額的に重要なところに偏りがあります。
また総務費の中には年による変動が大きいものもあります。
例えば、積立金は平成17年度が10.4億円なのに対して、平成20年度は20億円もあったり、
電算処理費が平成17年度は4.7億円だったりします。
たまたま平成20年に多いものが市の中で重要な位置を占めると思われても困るのですが、今回は割り切ることにしました。
「主なものとしては、職員の給与の23.7億円、基金への積立金の20.4億円、それから税金を徴収するための徴税費の6.8億円などがあります。」
「職員の人件費ってこれぐらいだったんですね。」
「実は民生費や教育費に関係する職員の給与はここに含まれていません。人件費全体についてはこちらをご覧ください。」
ここで人件費が出てきてしまったので、ついでに人件費を紹介することにしました。
人件費については解説が長くなりそうなので、明日以降。
※なお前日以前の部分を含めコメンタリーは、このページにまとめておいてあります。