日進市は名古屋市の東隣にある市です。
日進市は平成16年度決算版から財政白書と「にっしんの財政事情」発行、平成18年度決算が最新です。
財政白書は、基本的なことはすでに理解されていることを前提に要点をまとめています。
経常収支比率など指標の説明はかなりわかりやすいです。
http://www.city.nisshin.lg.jp/seisaku/zaiseiindex/zaisei_hakusho.html
これとは別に「にっしんの財政事情(イラスト付)」もあり、これはまったく財政のことを知らない人にも親しみやすいようにしたもの。予算の決まり方についての説明は面白いので、特にお勧めです。
http://www.city.nisshin.lg.jp/seisaku/zaiseiindex/zaisei_jijou.html
それにしても驚くのが日進市の財政事情のよさ。財政力指数が1.25。経常収支比率も70%台です。
名古屋の隣の市だし、きっと法人税収がすごいのだろうと思ったら、一人当たりの法人税収は日野市とあまり変わらない。市税収入も市民一人当たりにすると日野市とほとんど同じでした。
一方支出を見てみると一人当たり15%ぐらい少ないようです。人件費が少ないのと、民生費が非常に少ないのが特徴。一人当たりにすると民生費は日野市の6~7割ぐらいでした。福祉の水準が日野と大幅に違うのかどうかということまではわかりませんでしたが、気になります。
一人当たりの国保の保険税額が約1.6倍というのも驚き。保険税額は法律でほぼ決まっていると思うので、国保対象者で豊かな人が多いのでしょうか。
他の市との比較はすぐにできるのですが、「なぜ?」ということになると簡単にはわからないものです。