2009年11月11日水曜日

土地区画整理事業 平成20年度決算を読む2

前回 記事が長くなったので、今回は歳入です。
 決算書では、項目別の分類になっているので、ここでは地区別に分けてみてみます。
1.共通・その他
   国庫補助金:日野駅北750万。平山5700万。
  都補助金  :日野駅北375万。平山4275万。
   ~日野駅北と平山は民間の区画整理事業です。
  一般会計から:3.39億円
  損害賠償金:3400万円
2.豊田南
  国庫補助:4.02億円
  国庫負担:1.28億円
  都補助 :1.81億円
  一般会計:2000万
  基金から:4.20億円
  基金利子:3316万
  繰越金6443万円
  保留地処分金:7090万円
   ~基金の取り崩しと国の補助が大きい。
3.万願寺第二
  基金から:1.52億円
  繰越金1255万円
  保留地処分金:893万円
4.東町
  一般会計から:5283万円
  基金から2100万円
  繰越金:577万円
5.西平山
  国庫補助:2.64億円
  国庫負担:13.87億円
  都補助:1.15億円
  基金利子137万
  繰越金:9466万円
   ~国の補助が大変

平成20年度は特に国庫補助・国庫負担が多く、歳入全体の過半を占めています。
 国庫補助は、その元をたどるとほとんどが道路特定財源です。
 国庫負担は、区画整理事業区域内を走る予定の国道を整備するための費用です。
  国庫補助と国庫負担の違いは何?という疑問はこちら。難しいと思ったらとりあえず読み飛ばしていいです。

 一般に区画整理事業は、長い時間がかかるものです。散々説明しておいてなんですが、平成20年度の部分だけを取り出しても全体像はわかりにくいので、次回以降全体像について説明をしていきます。  

宇部市の財政を考えるパネル展開催

宇部日報11月10日記事より
「宇部市の財政を考える会は9日から、市の財政状況を分かりやすくまとめたパネル展をフジグラン宇部で開いている。15日まで。
 昨年3月に発足した同会が、市の現状を自ら分析し、市民に伝えようと企画している。昨年に続いて2回目。
  今年度一般会計当初予算を示し、下水道、公共用地造成、国民健康保険などの特別会計にどの程度の予算が繰り出されているかを表で紹介。また2006年度ま での決算状況から、債務の状況を市民1人当たりに換算して類似団体、県内主要都市と比較。ガス事業、公用車の現状についてのレポートも公開している。」とのこと。

 特別会計の他、一部事務組合や第3セクター、公社も含めた分析をしているほか、県内主要都市との比較もしています。
 冊子も発行・販売しているそうです。平成20年度の全国のデータが出たらまた分析をするということです。
 当ブログでも是非応援したいと思います。