今日紹介するのは長岡京市。「市 財政白書」でGoogle検索をすると4位になります。
http://www.city.nagaokakyo.kyoto.jp/contents/01020003.html
はじめにのところで、
「市の財政を運営していくに当たっては、単年度限りではなく、長期的な視野に立って将来の財政見通しを考えながら行う必要があります。逆に言えば、外部的な要因とともに、過去の財政運営のあり方が現在の財政状況を生んでいるともいえます。また、「地域のことは地域が決定し、地域が責任を負う」という分権型社会においては、住民に最も身近な市町村の役割がますます重要となってきます。こうしたことを踏まえ、市の財政状況や抱える課題について市民の皆様と共有を図り、明日の長岡京市について一緒に考えていくためのひとつの資料として、18年度から毎年「長岡京市財政白書」の作成に取り組んでいます。」 (斜体太字筆者) とまさに財政白書の心をうまく示していると思います。
内容についても、一つ一つ詳しい説明がなされています。その中でも特徴的なところは、
○市税収入の内訳と三位一体改革の関係
○性質別歳入の年度ごとの変動理由の説明
○公債費を利子と元本に分解。また財源別での分析。
○投資的経費を目的別と財源別で分析。
○借入先別の市債の残高の推移
など。
分析の方法としても参考になる部分が多い白書です。