2009年10月10日土曜日

東京と大阪の比較 比較する市を選ぶ

前回及び前前回で大阪の市と東京の市と全国の市を平均で比較しました。
今回から、大阪の財政が苦しい市と東京の類似市を比較・分析することとします。
 (更新間隔は長くなると思いますが。)

財政が苦しい市として、財政健全化団体に該当する泉佐野市、実質赤字比率が最も大きい守口市、財政力が1.0を超えるのに経常収支比率が100を超える箕面市を取り上げることにしました。

これに対して東京都で、人口規模と基準財政需要額が類似する市と比較することとします。
 泉佐野市(人口10.1万人、財政需要152億円)には、東久留米市(人口11.4万人、財政需要152億円)
 守口市(人口14.5万人、財政需要222億円)には日野市(人口17.3万人、財政需要219億円)
  ~小平市の方が近いのですが、比較しやすい日野市にしました。
 箕面市(人口12.5万人、財政需要167億円)には国分寺市(人口11.5万人、財政需要156億円)
  基準財政収入額も173億と170億であり、近い。

台風去り、水草悪臭残った 県・大津市 財政難から動き鈍く

京都新聞10/8より
「台風18号で8日、大津市のなぎさ公園に打ち寄せた琵琶湖の水草に、滋賀県と大津市が頭を悩ませている。管理範囲の関係で湖面に浮かぶ水草は県、湖岸に上 がった水草は市が回収する決まりだが、共に財政難にあえぐだけに、回収に向けた動きは鈍い。湖面と湖岸の境も判別しないほどの大量の水草が悪臭を放ってお り、行政が線引きした回収区分に首をかしげる住民もいる。」

記事によると、
 県いわく、湖面の水草には対応するが湖岸に上がったものは市の対応。
 台風による漂着物回収を目的にした基金があるそうですが、活用に向けた話はでていないとか。
県庁内でも担当課がいろいろあり調整に時間がかかりそう。
 重さによって回収費用が変わるので費用削減のため、まず乾かすのだそうだが、そのために臭いが出るのだそう。