毎日新聞1月14日
「尾道市は14日、旧2市3町の合併に伴い策定した「新市建設計画」を見直し、合併後10年間で実施予定だった事業のうち30事業を凍結・執行停止する方針を明らかにした。財政難を受けたもので、同計画の見直しは合併後初めて。 同市は05年3月に向島町と御調町、06年1月に因島市と瀬戸田町を、それぞれ編入合併。これらに伴う新市建設計画に133事業(総事業費約1069億円)を盛り込んだ。 今回、このうち遅延・未着手となっている60事業について、緊急性や必要性などの観点から見直しを実施。うち17事業を「要検討」の凍結、13事業を期間中の実施を見送る執行停止とした。市によると、これらによって約350億円の削減が図れるという。市は今後も見直しを継続し、市民への周知や意見集約の方法などを検討するとしている。」
この記事をみて思った点:新市建設計画に具体的な事業が記載されていること。市によっては総合計画に具体的な事業とスケジュールを記さないので「財政状況が変わっても変更を生じない」こともあります。それに比べたらかなり突っ込んだ計画を作っているのではと思いました。
逆に合併のために(合併される町村の合意を得るために)いつまでに何をやるということを作らなければならなかったのかもしれません。
ちなみに尾道市のページはこちら。人口は15万人、平成19年度の普通決算の財政規模は560億円で日野市と同じぐらい。財政力指数は0.61で税収は日野市の2/3という中で、総事業費1000億円を超える投資というのは多少無理があったのかもしれません。