今日解説する動画は「財政とは何?」(動画へのリンクはこちら)。
「そう考えると、みんなのためと一言で言っても、何にどれぐらいお金を使うかを決めるのは難しそうですね。」
「そうですね。みんなから集めたお金の使い道を決めるのは大変難しいことです。みんなから集めたお金の使い道は、みんなの意思を尊重して決める必要があります。でも実際に市民全員が集まって話し合いをすることはできません。」
「そこで、市民の代表が集まって話し合ってお金の使い道を決めるのです。」
「みんなの代表。つまり議員さんが決めるということなんですね。」
「そうですね。それでは実際にお金の使い道をどうやって決めるのか?ということについて説明をします。こちらをご覧ください。みんなから集めたお金の使い道をあらかじめ決めたものを予算といいます。毎年3月に市長が議会に予算案を提出します。 議会は予算案について議論をし、議決を経たものが予算になります。」
「みんなの代表である議員がOKしないと、みんなから集めたお金を使うことはできないのですね。」
「そういうことです。市民が選んだ市長が予算案をつくり、市民が選んだ議員がそれをチェックし、決定します。そしてお金を使った結果は決算としてまとめられ、これも議会の承認が必要です。」
「そういうことなんですね。財政というとどこか遠いところで決められているような感じがありますが、選挙を通して私たちとつながっているのですね。」
「その通りです。そういう意味でも選挙で投票することはとても大事なことなのです。」
予算は議決で、決算は承認というようなところも一応気を遣って用語を使っています。市長が議会に予算案を出す、というところの市長は個人の市長ではなく、行政府の代表という意味での市長です。
「確かにそうですね。ところで、予算の案はどうやって作るのですか。」
最初の案として、市長が予算案を作りという言葉が出ることをうけて、
「予算案は市長が作るのですか。」
「実はこうなっています。」
という台詞回しにしていたのですが、相方が答えをある程度わかっていないとそういう突込みが出ないはずなので、不自然かなと思い、上記のような台詞にしました
コメンタリーは、このページにまとめておいてあります。