2010年4月29日木曜日

日野市:街盛り上げよう!市民が歌と演奏 テーマ曲のCD完成

毎日新聞 4月29日

「日野市や市商工会青年部などが製作していた市のテーマ曲「そらに響け!ヒノソング」のCDが完成し、28日、同市役所でお披露目された。」

記事によると、歌の力で街を盛り上げようと約1年前に市などが企画、作詞作曲はテレビ番組の楽曲提供などで活躍する谷口国博さん(39)、歌や演奏はオーディションで選ばれた市民。
会議で市役所にいった際に、総合計画にも参加されていた青年会議所の方と市の教育関係の方が、夜遅くまでオーディションについて真剣に打ち合わせしていたのを覚えています。

「誰も選ばれなかったらどうしよう。」というようなことも心配していましたが、12人の市民が歌で参加しているそうです。 豊田駅の発車チャイムなど、最近音楽関係の話題が多いですね。
CDは発売されないようですが。

動画版コメンタリー 国からのお金など

日野市財政白書平成21年度版の解説です。
今日解説する動画は「お金の調達」(動画へのリンクは
こちら)。
動画中のスライドはこちら(PDFです。)

私が話している部分を青。相方が話している部分を茶色。であらわし、コメントを黒文字で標記します。

 当初歳入については、手数料や国や都からのお金についても、ある程度説明する内容となっていました。
 最終的には、流れが悪くなることと、冗長な感じがすることから、手数料については、市民の負担のあり方を考えるという内容に混ぜ込み。国や都については省略しました。
 ちなみに当初は下記のようなスライドを考えていました。

 説明としては、「国や都からはいろいろな名前のお金が入ってきています。
 それらを大きく分けると、特に使い道を指定しない一般財源と、使い道が決まっている特定財源があります。一般財源は国からのものと都からのものをあわせて約33億円です。残りが使途が定められている特定財源で合計約107億円になります。」
「国からの特定財源で最も多いのが生活保護費の負担金で18.7億円、その他の主なものとして障害者福祉の6.5億円、児童手当の5.8億円gなあります。」
「また都からの特定財源の主なものとしては、児童福祉費関係の11億円、児童手当の6.6億円、障害者福祉の5.8億円があります。」
「福祉関係が多いのですね。」
「そうですね。法律で市が行うことを義務付けているものについては国が経費の一部を負担することが法令で定めれています。そのようなものを『国庫負担金』といいます。
 福祉関係は法律によってその実施と実施の基準が定められていることが多いためと思われます。」

こうやって書いてみると、われながらちょっと難しいですね。

歳出の説明では、単に何にどれだけ使っているという説明だけでしたが、実は財源も重要です。
人によっては福祉は補助が多いから増えてもよいのだ。という人もいます。
国民総体としてみれば、みんなで負担するので、あまり健全な考え方ではないようにおもいますが。

ちなみに一般財源の投入額(一般会計)のランキングは以下。カッコ内は総額です。
1位 民生費113億円 (203億円)
2位 教育費61億円(81億円)
3位 総務費56億円(73億円)
4位 衛生費42億円(51億円)
5位 土木費37億円(52億円)
6位 公債費32億円(32億円)
 順位は総額の場合とあまり変わりません。

※なお前日以前の部分を含めコメンタリーは、このページにまとめておいてあります

動画版コメンタリー 市税の話

日野市財政白書平成21年度版の解説です。
今日解説する動画は「お金の調達」(動画へのリンクは
こちら)。
動画中のスライドはこちら(PDFです。)

私が話している部分を青。相方が話している部分を茶色。であらわし、コメントを黒文字で標記します。

大まかな歳入の内訳説明後の説明です。
「市民や市内の企業が支払っている部分が多いということですね。」
「そうです。そのうちのほとんどを占める302億円が市税です。」
「市税うち最も多いのが個人が払っている市民税で約132億円、次が固定資産税で110億円。
 そして三番目が企業からの市民税で29億円、次が都市計画税の21億円となっています。」
「大企業が多いわりに法人からの税収が少ないのですね。」
「そうですね。その理由は法人の利益にかかる税金のうち80%以上が都や国の収入になるためです。

法人の利益に係る税金には「法人税」「住民税」「事業税」があります。
法人税の税率は法人の課税所得(≒利益)の30%、事業税は課税所得の10.08%(その他いろいろ条件があるがここでは省略)、住民税は法人税の20.7% うち 市が14.7%、都が6%。

つまり、課税所得が1億円あると、国(法人税)に2700万円ぐらい、都に(事業税と都民税)で1160万円ぐらい、市に400万円ぐらいが入る計算になります。

 個人の市民税の方が法人の市民税より多いばかりでなく、固定資産税や都市計画税も、個人の方が企業よりも多く税金を納めています。
 このように、日野市に入る税金の大半は日野市の住民が払っているのです。
 つまり日野市の財政は他の誰かではない、私たち一人ひとりが支えているのです。」

このパートで言いたいことのメインは「財政は私たち一人ひとりが支えている」ということ。

今回は日野市の財政ということで、「私たち一人ひとりが支えている」と説明できましたが、そのように説明できる自治体ばかりではないのも事実です。

たとえば人口一万人に満たない町村は平均すると地方交付税が40%以上を占め、地方税は2割もありません。そういうところではどう説明したらよいのか。
あるいは企業からの税収がほとんどを占める場合にはどう説明したらよいのか。

自分のまちの財政は自分以外の誰かが支えている。と思ったとたんに、財政運営が甘くなってしまうものなのかもしれません。国や都からのお金といっても、結局は原資はわれわれの税金なのです。

市民以外が行政費用を負担してくれるというのは、一見するとよいことのように思います。
でも、そうなったときに本当に市民を向いた行政ができるのかどうか。お金をくれる国のほうを向いたり、特定の企業を向いた政策を行わざるを得ないのではないか。また市民も他の誰かが負担するのだから、と行政の無駄に対する見方が甘くなってしまうかもしれません。

※なお前日以前の部分を含めコメンタリーは、このページにまとめておいてあります

行政経営フォーラムのツイッタープチ例会に参加しました。

先月の3月19日に続き、標記のツイッタープチ例会に参加しました。
 今回は「今年度の目標は?」ということでしたが、「内閣制議会にする!」という発言から、議会関係の話が盛り上がりました。そのほかは役所の殻を破るには?から、役所の外にどう引き出してくるかというような話とか。
 私からは、財政白書を作るぞ!という目標を掲げるとともに、議会の話などにも参加させていただきました。また来月もありそうで楽しみです。