2009年3月15日日曜日

ブックレビュー 地方財政論

地方財政論 片桐昭泰、兼村高文星野泉 税務経理協会 2000年2月発行

この本は・・地方財政についてそれを構成する制度の内容を知りたい人向け。
 本書の目的としては「複雑な地方財政の現状、問題点、改革の方向を検討し、住民が地域の主人公としてどのようにしたら地方財政を統制できるか明らかにしようとした」と記されています。

 大学の授業の教科書とすることを想定しているのか、書き方は全般に堅め。それぞれの制度についてはその意義や法的な根拠について詳しく説明してあるのが特徴。
 全体的には多くの話題を盛り込んでおり、また「近年の地方財政の課題と展開」を紹介しているものの出版時期が制度改革(地方分権や介護保険)の時期であり、内容的にはそれほど深く入り込まないうちに説明が終わってしまっているという印象を受ける。
 最後にアメリカ、イギリス、ドイツの地方財政について簡単に紹介しています。