平成17年10月発行 ぎょうせい 千葉光行著 当時の市川市長です。
平成17年度からスタートした個人市民税の1%を選んだNPOの事業の支援のために使える制度。
この制度のスタートまでを書いた本です。
特に面白いと思った点は
制度の導入の際、「起こりうるいろいろなことを全て想定したのか。導入は時期尚早」という議会での反対答弁があるなかで、「制度の実施以前での検討はあくまで仮定を重ねる検討に過ぎない。」との賛成討議があったこと。
慎重論でつぶされる新しい試みが多い中、今必要なのはスピード感とチャレンジ精神だと思います。
1800ある地方自治体がいろいろ政策を試していけば、いくつか失敗するところはあっても全体としてはよいアイデアが生き残り、国全体としてよくなっていくのではないでしょうか。
支援してほしい団体を募集した後、地元CATVの協力を得てPR映像を作ったこと。ケーブルテレビとインターネットでも見れたとのことですが、すごくみてみたいですね。地元メディアをうまく使えば、もっと地域が活性化できそうです。
公開プレゼンテーション、シンポジウムを開催。財政的な支援よりNPOがPR活動の機会を得られたことが非常に貴重だったという話。また団体同士が知り合うきっかけになったり、市民がそのような活動に参加したいと思うきっかけになっているようです。
またシンポジウムには、著名なパネリストが。これはやはり最初に先進的な取り組みを行ったからこそできることでしょうね。
ちなみに市川市の関連ページはこちら。
※いままでブックレビューとしていたのですが、ブックレビューとするとブック全体をレビューしないといけなくなり、大著だとかなり書くのが大変になるので、今回からもっと軽い感じで気になる本。としてみました。
でもラベルはブックレビュー。
本の中のちょっとした気になる部分でも紹介できればと思います。
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