第3回も財政についての基本的なことを知りたい人向け
~今回は財政の基本 + 財政の新しい用語~
○基本的な用語
・一般会計と普通会計
・一般財源と特定財源
・依存財源と自主財源
→ 前回紹介した狛江市の資料にもありますが、より簡単な解説としては、八王子市の財政白書を参照。一般会計と腹痛会計はP5、財源の種類についてはP20を参照。
市民が作っている白書は残念ながらHP上にはないですが、よりやさしく説明してあります。
・土地開発公社
多くの市で設立されている土地開発公社ですが、あまり解説されていません。
日野市は土地開発公社が問題になったこともあり、平成18年度の白書で詳しく説明されています。
第2編第1章P35参照。 P34では特別会計についても解説しています。
○財政健全化指標について
夕張市の財政破綻を背景として平成19年度から公表が義務付けられた財政健全化指標。新しい話題なのですが、かなりわかりにくい。各市の財政白書でも公表が義務付けられたので、なんとか解説しようとしています。
三鷹市 自治体経営白書 第5章11 P180 の解説がお勧め。(ファイルはこちら)
○財務諸表について
上記ほどではありませんが、毎年のお金の出入りだけではなく、資産などのストック情報を含めた財務諸表の概念は比較的新しい(ここ10年ぐらいで広まった)ものです。
財務諸表同士の関係などがわかりやすいのは羽村市
P23(財務諸表の概念) P32(指標の説明)
P41(決算書、行政コスト計算書、バランスシートの連関図)
P47(キャッシュフローの説明)
また稲城市財政白書その2のP16からの解説は簡明で各指標の意味づけについても簡単に説明がされています。
次回は歳入と歳出の基本用語についてを予定しています。