2009年12月22日火曜日

ブックレビューを書いてみて

とある町でみつけた不動産屋の看板。

なぜ浮いているのか。リスなのか、ねずみなのか。



あと顔の下の丸がどうしても口に見えてしまう(その下の∪が二重あごにみえてしまう)とか突っ込みどころはいっぱいです。






さて、一昨日の「民主主義の未来」のブックレビュー
「(資源国が豊かでありながら自由にならないことについて) 安易に金を得る国は政治的には未成熟である。あぶく銭が手に入るなら、政府は国民から税金を徴収する必要がない。政府が課税するときには公共サービス、ア カウンタビリティ、立派なガバナンス、さまざまな市民権や代表権などの見返りを与えなければならない。現代社会では課税権と代表権との折り合いをつけるこ とで政府は合法性を認められる。」

との部分を紹介しましたが、これはよその国の話ではないのかも。
受けている行政サービスの財源がほとんど国から来ているようだと、市は市民ではなく総務省を見て仕事をするようになり、市民に対する説明責任をあまり考えなくなる。市民の方も他の誰かが負担してくれると思うからあまりチェックをしなくなるという面がありそうです。
これは、特定の企業や発電所からの税収が多い市にもいえるかも。

 多摩地域で市民の財政白書が多いのは、個人市民税の割合が多いからなのかもしれません。

水たまらず・利用率ゼロ

読売新聞 12月22日
農林水産省が農業ダムを調査したところ調査対象175箇所のうち、利用率が7割に満たないものが30もあるとか。
記事によると「利用率が低かったのは、利用率0%の美生(びせい)(北海道)、0・3%の世増(よまさり)(青森)、3・1%の上津(かみつ)(奈良)など
同省では「農家戸数の減少など、水需要の見通しが甘く、今後も利用率向上が望めない」としている。」
また総事業費379億円をかけたダムはほとんど水がたまらず、同じく580億円かけたダムは水が漏れ出して十分貯水できない。そういうものに今年度は1829億円が投じられているとのこと。
 これは・・・・・ひどい。今までどうして調査しなかったのでしょう。地元市町村は国の金だからということで、なんとも思っていなかったのでしょうか。市や町の税金が使われていたら、大問題だったでしょうに。
 こういうものが白日の下に明らかになるというのは政権交代の効果なんでしょうね。