昨年連載した財政白書の未来。その1年後の今を検証します。
前回のつづきです。
青文字が1年前の記述又はそのサマリー、 黒文字が現状のコメントです。
第五回 市民による財政分析の未来 その2 ~モジュール化とネットワーク化~
各論について市民が分析をする際のもう一つのハードルは分析手法が確立しないことです。
もちろん情報と時間さえあればできますが、時間が自由に使える人しか参加できないというのでは財政分析の動きが広まっていきません。
各市の抱える問題は個別性が高いものです。その市の財政に影響を及ぼす主な論点のバリエーションは市の数と同じ数だけあるかもしれません。
各論について市民が分析をする際のもう一つのハードルは分析手法が確立しないことです。
もちろん情報と時間さえあればできますが、時間が自由に使える人しか参加できないというのでは財政分析の動きが広まっていきません。
各市の抱える問題は個別性が高いものです。その市の財政に影響を及ぼす主な論点のバリエーションは市の数と同じ数だけあるかもしれません。
一方、例えば国民健康保険に関する問題のように、ある程度細かい問題に区切ればその内容は共通点が多くなると予想されます。
細かい問題に区切って分析をした場合、その分析をした手法や表は他の自治体でも活用可能です。これを市境、県境を越えて広く共有できれば、分析の手間が軽くなると共に、既にあるものをベースに考えることにより、よりよい分析が可能になるものと考えます。
このように、問題を細分化して広く共有化できるものにすること(モジュール化)とそれを多くの人で共有し情報を交換しながら内容をよくしていくこと(ネットワーク化)が、今後各論の分析を市民側で進める大きな助けとなるでしょう。
そのイメージは下図
細かい問題に区切って分析をした場合、その分析をした手法や表は他の自治体でも活用可能です。これを市境、県境を越えて広く共有できれば、分析の手間が軽くなると共に、既にあるものをベースに考えることにより、よりよい分析が可能になるものと考えます。
このように、問題を細分化して広く共有化できるものにすること(モジュール化)とそれを多くの人で共有し情報を交換しながら内容をよくしていくこと(ネットワーク化)が、今後各論の分析を市民側で進める大きな助けとなるでしょう。
そのイメージは下図
結論から言うと、、、、、。外しているな。。。いまのところ。
これが広がるのはある程度、各地で分析が進んだらということでしたが、その前段階にもいたっていないので。
あともう一つ。市町村財政状況等調というのが総務省から出ており、なんと全市又は全町村のデータがエクセルになっているのです。1年前は気がつかなかった。
おそらく、これがあれば、ネットワークとモジュール化はしばらく不要な気がします。