図書館から借りて読みました。
1999年なので地方分権一括法施行前ですが、内容は現在でも通じるものがあります。
第1章は 市民オンブズマンについて
第2章は これからの住民参画
第3章は 広域行政について
第4章は 環境問題を通して、住民参加と協働についての概論
第5章は 上記についての事例について
第5章では日野市の環境基本条例及び環境基本計画における市民参画が紹介されています。
・市民が環境基本条例の案を作り、市に提案したこと
・70人の市民ワーキングがゼロから素案を作ったこと
・まちづくりマスタープランを80人の市民が参画して作成したこと
など改めてすごいと思いながら興味深く読みました。
ところが現在は公募の委員を集めるのにも苦労する状況で、今年から始まる次の総合計画における市民参画のありかたというのが課題となっています。市民参画を今年の研究のテーマに選んだのはそういう問題意識によるところが大きいです。
日野市は市民参画・協働については全国的にみれば進んでいるとは思いますが、やはり何か基本的なところに課題があるようにも思います。改めて市民参画の難しさを感じるこのごろです。
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