本日動画版のシナリオについて打ち合わせ
大枠が固まりました。
一番難しいのは、最後のまとめ。財政が厳しい中、どうすべきかということについて何がいえるのか、ということ。
過去の財政白書では
・日野市内で買い物をしよう
とか
・ごみを減らそう
とか
・いらないサービスは断ろう
とか
・税金はちゃんと払おう
とか
・健康に気をつけようとか。
ということを書いていたのですが、それぞれの効果の程度がどうかとか、買い物をしようと思っても実際日野では買いたいものがないとか、みんな健康になったら病院の経営はどうするんだとか、なかなか言い切れない。
間違いなく言えるのは、財政に関心を持とう、ということなのですが、やはり心ある市民からは
「財政をよくするために、何をしたらよいのでしょうか」という質問が出てくるのではないかと思います。
しかし、「こうすれば!」とはっきりいえることがないのも事実です。
こういう面でも財政はCO2削減に似たところがあり、かつさらに難しい面があると思います。
一人ひとりはCO2削減に大きく貢献することは難しい。でもその集積として環境問題がある。
財政も多くの人は財政に大きく貢献することはできないけれども、その集積としての国や市の財政がある。
直接的に財政支出をしているのは行政であり、それを決めているのは政治で、財政活動の結果は身近なところに生じますが、決定の過程は必ずしも身近ではない。市民から見ると財政は少しずつしかも間接的にしか変わっていかないという面で、非常に遠い道のりであることをつくづく感じます。
でもわれわれから歩き始めないと決してたどり着けない。おそらくこのまま国や市が借金を重ねていけば、それが数年度か数十年後かわかりませんが、いつかは市場から情け容赦ない裁きを受けることでしょう。そのときに「愚かなる世代」として子どもの世代に名指しされないような、環境的にも財政的にもよい世の中を残していくことが私たちの世代の責任と思うのです。
2009年10月25日日曜日
東浩紀「SNS直接民主制」提案
J-CASTニュース 10月24日より
「ネットがあれば政治家要らない」のタイトルで発信。
批評家の東浩樹さんが、「朝まで生テレビ」で、「インターネットを使った直接民主制」の可能性について語った。
ーーーー以下は私のコメント
ネットによる直接民主主義の可能性については、例えば法案の賛否等について、案件ごとにネットで投票する時代が一度くるかもしれないと考えたことはあります。政治家は何について賛否を問うのか、という課題設定と法案づくりが役割になるのではないかと。
ただ、実際年間に国会にかけられる案件は法案だけでも200件とかいうレベルであり、一度それが実現した暁には、市民は毎日のように送られてくる法案の説 明文書に悩まされるのではないかと。説明文書と各党からの趣旨の説明のお知らせと、いろいろな団体からの説明のお知らせと。
一旦その状態を経てから、法案の種類ごとに専門家に任せる時代がきて、次にそれも批判が高まって・・・というように、専門家主導と広く意見を聞くとの間で、揺れ動きながら進んでいくのではないか(時間軸としては数十年スパン)と勝手な未来予想をしたりしています。
「ネットがあれば政治家要らない」のタイトルで発信。
批評家の東浩樹さんが、「朝まで生テレビ」で、「インターネットを使った直接民主制」の可能性について語った。
「今回、政権交代が起きて、『官から民へ』とか、『国民が政治をコントロールできるようになった』と言っているけれど、僕は、 ネットワークや情報技術の革命はすごく本質的だと思う。これまで政治家の仕事はいろんな人たちをつなぐことだったが、つなぐだけだったらインターネットで もできる。そうなると、これからの社会はもしかしたら、こんなに政治家っていらないのかもしれない」
と指摘。従来の選挙システムに代わる、ネット時代の新しい政治システムがありうるのではないかという考えを示した。
「国民が政策にじかに介入できるようにちゃんとシステムを作って、政策審議過程を全部透明化し、パブリックコメントのシステムを もっと洗練された形にすることによって、全然違う政策の作り方ができるかもしれない。たとえば基礎自治体(市町村)のいくつかなんて、SNS(ソーシャ ル・ネットワーキング・サービス)で運営すればいいと思う。ミクシイとかで」と発言したことがニュースになりました。
ーーーー以下は私のコメント
ネットによる直接民主主義の可能性については、例えば法案の賛否等について、案件ごとにネットで投票する時代が一度くるかもしれないと考えたことはあります。政治家は何について賛否を問うのか、という課題設定と法案づくりが役割になるのではないかと。
ただ、実際年間に国会にかけられる案件は法案だけでも200件とかいうレベルであり、一度それが実現した暁には、市民は毎日のように送られてくる法案の説 明文書に悩まされるのではないかと。説明文書と各党からの趣旨の説明のお知らせと、いろいろな団体からの説明のお知らせと。
一旦その状態を経てから、法案の種類ごとに専門家に任せる時代がきて、次にそれも批判が高まって・・・というように、専門家主導と広く意見を聞くとの間で、揺れ動きながら進んでいくのではないか(時間軸としては数十年スパン)と勝手な未来予想をしたりしています。
「財政白書 村」検索ランキング
「財政白書 町」をやったら「財政白書 村」もやらなきゃ。ということで検索。
Google
1 経済財政白書(高知新聞)
要は経済財政白書と派遣村でヒットしているようです。
ということで、これ関係がいっぱいかかっているので、これ以外のものを紹介。
3 東大和市市民財政白書
4 財政勉強会(個人ブログ)
5 松本市市民財政白書
6 市民が財政白書を作ったら(自治研究所)
(9位も同様、出版社違い。)
11 地方財政白書(14位も)
12 当ブログ 二宮尊徳の記事
15 千代田区財政白書
17 新宿区財政白書
(ここらへんは区民健康村 でヒットしているようだ)
18 羽村市財政白書
24 東村山市財政白書
27 旭川市財政白書
28 座間味村財政の研究(静岡県立大学)
29 西東京市財政白書
30 板橋区財政白書
一方Yahoo 上記と同じもの、あと市や町でこれまで紹介されているものは省略。
4位 鋸南町議がまとめた資料(6位も)
5位 相良村の財政(市民オンブズマン)(23位も)
7位 当ブログ(早期健全団体)(17位も当ブログ)
9位 当ブログ図書室(財政白書リンク)
22位 京都府市町村史目録
1 経済財政白書(高知新聞)
要は経済財政白書と派遣村でヒットしているようです。
ということで、これ関係がいっぱいかかっているので、これ以外のものを紹介。
3 東大和市市民財政白書
4 財政勉強会(個人ブログ)
5 松本市市民財政白書
6 市民が財政白書を作ったら(自治研究所)
(9位も同様、出版社違い。)
11 地方財政白書(14位も)
12 当ブログ 二宮尊徳の記事
15 千代田区財政白書
17 新宿区財政白書
(ここらへんは区民健康村 でヒットしているようだ)
18 羽村市財政白書
24 東村山市財政白書
27 旭川市財政白書
28 座間味村財政の研究(静岡県立大学)
29 西東京市財政白書
30 板橋区財政白書
一方Yahoo 上記と同じもの、あと市や町でこれまで紹介されているものは省略。
4位 鋸南町議がまとめた資料(6位も)
5位 相良村の財政(市民オンブズマン)(23位も)
7位 当ブログ(早期健全団体)(17位も当ブログ)
9位 当ブログ図書室(財政白書リンク)
22位 京都府市町村史目録
財政白書行脚 兵庫県2
今日は兵庫県の第2回目
○三木市の台所事情(http://www2.city.miki.lg.jp/miki.nsf/doc/885894A15A3A9CE74925723500320513?OpenDocument)。
平成18年12月公表。全会計で一人当たり85万円という借金を抱えています。
24ページとコンパクトですが、シナリオがしっかりして、表現もわかりやすいです。
財政がなぜ苦しいのか、どれだけ苦しいのか、苦しいとどうなるかをわかりやすく説明するのが前半。
改善策や市民との協働、街づくりビジョンの提案が後半となっています。
構成や表現など、いろいろな市で参考になるのでは。
○淡路市の台所事情
淡路市は合併で淡路島の北部の5町が合併してできた市です。震災で名前を聞いた北淡町も含まれます。震災の影響などがあり、人口5.1万人に1100億円もの借金を抱えています。
台所事情は平成19年12月発表。
親子が市役所を訪ねたというシチュエーションで、親子の会話など非常にわかりやすい。
1ページ1ファイルになっていて見づらいのが玉に瑕。
親子の会話でかなりはっきりものをいっているのが面白い。
例えば、、
子ども「美子の家も淡路市も、借金を返済しながらまた借りてるのね。どうして大人はこうなのかしら?節約する気は本当にあるのかしら?」
子ども「何で入るお金以上にお金を使うの?だいたいローン返済で精一杯なのに、またお金を借りるのがおかしいわ!」
(一人当たり213万の借金に)家族「何でこんなに借金したのよ~。」
震災など災害関連で1100億円もの事業を行っているとのことで、夕張の次ぐらいに大変なところではないでしょうか。
○その他
・芦屋市 :財務統計や収支見込が詳しい。
・宝塚市 :財政見通しを毎年改定。家計簿で
特別会計=配偶者、企業会計=子ども、公社・3セク=親戚
と例えているのが面白い。
○三木市の台所事情(http://www2.city.miki.lg.jp/miki.nsf/doc/885894A15A3A9CE74925723500320513?OpenDocument)。
平成18年12月公表。全会計で一人当たり85万円という借金を抱えています。
24ページとコンパクトですが、シナリオがしっかりして、表現もわかりやすいです。
財政がなぜ苦しいのか、どれだけ苦しいのか、苦しいとどうなるかをわかりやすく説明するのが前半。
改善策や市民との協働、街づくりビジョンの提案が後半となっています。
構成や表現など、いろいろな市で参考になるのでは。
○淡路市の台所事情
淡路市は合併で淡路島の北部の5町が合併してできた市です。震災で名前を聞いた北淡町も含まれます。震災の影響などがあり、人口5.1万人に1100億円もの借金を抱えています。
台所事情は平成19年12月発表。
親子が市役所を訪ねたというシチュエーションで、親子の会話など非常にわかりやすい。
1ページ1ファイルになっていて見づらいのが玉に瑕。
親子の会話でかなりはっきりものをいっているのが面白い。
例えば、、
子ども「美子の家も淡路市も、借金を返済しながらまた借りてるのね。どうして大人はこうなのかしら?節約する気は本当にあるのかしら?」
子ども「何で入るお金以上にお金を使うの?だいたいローン返済で精一杯なのに、またお金を借りるのがおかしいわ!」
(一人当たり213万の借金に)家族「何でこんなに借金したのよ~。」
震災など災害関連で1100億円もの事業を行っているとのことで、夕張の次ぐらいに大変なところではないでしょうか。
○その他
・芦屋市 :財務統計や収支見込が詳しい。
・宝塚市 :財政見通しを毎年改定。家計簿で
特別会計=配偶者、企業会計=子ども、公社・3セク=親戚
と例えているのが面白い。
登録:
投稿 (Atom)