財政の疑問の第5回の疑問で
「Q6財政の縮小期にも関わらず 公債費が平成12年以来膨張している理由は」というのがありました。
2001~2006の小泉内閣時代は公的支出が絞られたという印象がありますが、実際はどうだったのかなと思ったので調べてみました。
国民経済計算によると 政府最終消費は2001年の87.66兆円から、2006年には90.94兆円に増えています。
あれ?
ではなぜ財政縮小期といわれたり、実感としてそう感じるのか?
実は政府固定資産形成は2001の24.4兆円 から16.5兆円に減っています。
目に付く公共施設が減っていること、また利害関係者が声をあげたこと(増えているときは声を上げないものですが)が要因ですごい減ったという印象が強く残っているのでしょうか。
ちなみに地方財政の性質別歳出で見ると、増えているのは扶助費と補助費、減っているのは人件費と普通建設費。
端的にいうと、全般としては縮小したわけではなく、建設投資が減ったということのようです。
2009年12月16日水曜日
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