予算案はどうやって作るのかという質問に、答えるところからです。
「お金の使い道を決めるにはいろいろなことを考えなければなりません。具体的には、市長の方針や国や都の動向、税収の見込み、市役所の係りの人からの要望などなど。こういったものを、お金のことをまとめる係の財政課の人が取りまとめていきます。」
「これは大変な仕事ですね。」
「そうですね。ですから予算案は前の年の10月ごろから約半年もの時間をかけて作られるのです。」
実は昨年9月に最初のシナリオ案ができたときは、
「予算は議員さんが決めるのですか。」
「それではくわしく説明します。」
「市役所にはいろいろな行政サービスを行う部署があります。
一年のある時期になるとそれぞれの部署の担当者が来年どれぐらいお金が必要か、
市のお金をまとめる係、つまり財政課の人に話をします。
お金をまとめる係りの人は、それぞれの部署からの話や市長の方針、
来年は税金がどれくらい入りそうか、
国や都からどれぐらいお金をもらえそうかということを考えながら、
次の年にどれぐらいお金を使ってよいか決めていきます。」
という説明でした。
メンバーと話し合う中で、もう少し政治(市長の方針)主導なのではないかという意見があり(逆に上に書いたような流れだと市長の方針は付け足しみたいに見える)、ビデオで説明したような内容に変えています。
※なお前日以前の部分を含めコメンタリーは、このページにまとめておいてあります。