2009年10月2日金曜日

日野市の平成20年度決算 HPに公開

日野市のホームページに20年度の決算が公開されました。
http://www.city.hino.lg.jp/index.cfm/6,62977,157,1629,html

 一般会計と特別会計です。
 財産に関する調書があれば、決算書の内容そのままです。
 
 いろいろな市を見ていますが、決算書を全部載せているところは決して多くありません。
 是非活用しましょう。

環境首都コンテスト関東地域交流会に参加します。

5月に表彰を受けた環境首都コンテストの関東地域交流会が11/12に東松山市で行われます。
 日野市健全財政を考える会も参加予定です。
 プログラムはこちらのページ

 表彰についてはこちら
  ・ブログ記事5/17
  ・日野ケーブルテレビ
  ・環境首都コンテスト

 さて、財政がどうして環境なの?という疑問があろうかと思いますが、5月に表彰に来てくれた山田さんによると、サステナビリティのベースラインというのがあるそうで、それは
 ①環境面のサステナビリティ
 ②社会面のサステナビリティ
 ③経済面のサステナビリティ なのだそうだ。
  そのうちの経済面のサステナビリティに関するものということで、財政を考える会が表彰を受けたということのようです。

 よくわからない言葉がいろいろ出てきましたが。
 サステナビリティというのは最近よく使われる言葉ですが、持続可能性という意味。
  例えば、借金を返すために借金を重ねて残高が累増していくのは、長期間続けられるかもしれないけれどもいつかは破綻する。例えば資源を自然が再生するスピード以上に浪費すれば、いつかはなくなってしまう。 そういう、いつかは続けられなくなるときがきてしまうようなものは「サステナビリティでない」というような使い方をします。

 ボトムラインというのは、利益や損失を表す最終行が語源。
 語源からもわかるように企業の環境会計とか、CSRからの言葉で、トリプルボトムラインというのは企業活動の評価に経済面だけでなく、環境面、社会面も含もうという意味がこめられているようです。 

決算を読むシリーズ 個人住民税

市の歳入の大きな柱が市税です。
平成20年度の歳入540億円のうち、約302億円を占めています。
そのうち最も多いのが個人の市民税で132.1億円。これは前年度の130.1億円よりやや増えています。
昨年度は後半から景気の落ち込みが激しかったのですが、住民税は1年課税が遅れるため、その影響は出ていません。

つまり平成19年度の所得に基づく所得税(国の税金)は翌年の3月15日(平成19年度中)までに支払いますが、住民税はその申告書に基づき平成20年度に徴収されるため、平成20年度の景気の落ち込みは平成20年度の個人の住民税の税収には影響しないということになります。
それが影響するのは今年度(平成21年度)なので、今年度の決算が心配です。

ちなみに平成20年度の課税標準(つまり住民税の課税の対象となる所得)は約2270億円とのこと(事務報告書より)。
人口一人当たりに直すと、130万円ぐらいということになります。