2010年4月30日金曜日
動画の公開から約1ヶ月
動画版コメンタリー 歳入まとめ
「それはとてもよいことですね。ちなみに、市民が負担しているものとして税金の他に保育園の負担金やごみ処理料などがあります。こうした手数料や使用料の負担は合計約20億円になります。」
使用料については、細かい話をすると道路使用料などは電力会社やガス会社が払っている(つまり法人が払っている)ものが相当あったりするのですが、ややこしくなるので省略しました。
なお、主なものは、ごみ処理の手数料の6.5億円、保育園の保護者の負担金の5.4億円、市営住宅の使用料の1.9億円があります。
ところで、負担金とか手数料とか使用料といういろいろな言葉が使われているのですが、その違いは?
というと、手数料は人的サービスに対する対価、使用料は施設の使用に対する対価という性質らしい。
では負担金はというと、公共事業を行う場合に特にその事業に関係あるものから徴収する金銭のことのようです。
「そうなんですか。使用料は安いほうがよいですが、使用料が減ればその分は税金を使うことになりますね。つまり、結局他の市民が負担するということになるのですね。」
「そうですね。行政サービスを受ける人とそうでない人で費用をどう分担するかは大変難しい問題です。でもそれを最終的に決めるのは私たちです。お金の使われかたに加えて、負担のあり方を考えることもとても大事なことなのです。」
お金の使われ方だけではなく、負担のあり方についても重要という話をここで入れられないか。
という話があったので、どういれようかと悩んだ末にこのフレーズを入れました。
※なお前日以前の部分を含めコメンタリーは、このページにまとめておいてあります。
調布市公共施設管理計画
「調布市は、市内の公共建築物の維持・保全に向けて整備方針などを盛り込んだ初の「維持保全計画」を作り、個別施設の改修計画を公表した。2010年度から3カ年の改修内容や予算編成の目安になる年度別の事業費を具体的に示している。公共施設を身近に感じてもらおう、という都内でも珍しい試みだ。 」
日野市も現在2020年に向けた総合計画を立てようとしている中。公共施設のマネジメントは非常に重要な課題です。公共施設については、藤沢市や中央区の事例を取り上げましたが、今回は調布市の話題です。
調布市の関連するページのリンクはこちら。
まずは市内の公共施設(302箇所!)を分析、老朽化の状況や、将来的な事業費の試算も行っています。日野市としても非常に参考になると思います。
記事では企画課のコメントとして「市政策企画課は「身近な公共施設の改修の有無は市民の関心事。具体的な改修時期や内容、事業費も公開することで親しみも増すのでは」とのこと。