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2009年11月2日月曜日

たばこ税:販売実績大幅に上回る税収 大阪・泉佐野市

毎日新聞11/2

「大阪府泉佐野市が市内での販売実績を大幅に上回るたばこ税収を得ていることがわかった。府内のたばこ販売業者が市内に事業所と自動販売機1台を設 置した昨年10月以降、この業者が近畿のパチンコ店などに販売したたばこを泉佐野市内で販売したように報告したため。設置前の07年度は約7億6000万 円だった市のたばこ税収は、08年度は約14億6000万円、今年度は約23億5000万円になる見込み。1台の自動販売機がもたらした増収が約16億円 にもなる事態に。」

このブログでも何かと話題の泉佐野市です。
市では企業誘致条例を作り、市税を300万円以上納税した企業に超えた分の10%を払う奨励制度を設けたとか。法人市民税だけにしておけばよかったのに。
この業者はそこに目をつけ、全て泉佐野市で販売したように報告したようです。(事業の実体はないらしい。)
この業者には今年度、市から約1億5000万円の奨励金が支払われる見込みだとか。

考えてみれば、大阪全体で見れば、奨励金の分税収は減ることになるわけで、これは問題ですねぇ。

ちなみに市町村たばこ税は地方税法の第464条以下に規定されており、第465条第1項で
「たばこ税は、製造たばこの製造者、特定販売業者又は卸売販売業者(以下この節において「卸売販売業者等」という。)が製造たばこを小売販売業者に売り渡す 場合において、当該売渡しに係る 製造たばこに対し、当該小売販売業者の営業所所在の市町村において、当該売渡しを行う卸売販売業者等に課する。」とあります。営業所所在市町村というのがあいまいなところですが、上記の例でいうとどうなんでしょ。

2009年10月10日土曜日

東京と大阪の比較 比較する市を選ぶ

前回及び前前回で大阪の市と東京の市と全国の市を平均で比較しました。
今回から、大阪の財政が苦しい市と東京の類似市を比較・分析することとします。
 (更新間隔は長くなると思いますが。)

財政が苦しい市として、財政健全化団体に該当する泉佐野市、実質赤字比率が最も大きい守口市、財政力が1.0を超えるのに経常収支比率が100を超える箕面市を取り上げることにしました。

これに対して東京都で、人口規模と基準財政需要額が類似する市と比較することとします。
 泉佐野市(人口10.1万人、財政需要152億円)には、東久留米市(人口11.4万人、財政需要152億円)
 守口市(人口14.5万人、財政需要222億円)には日野市(人口17.3万人、財政需要219億円)
  ~小平市の方が近いのですが、比較しやすい日野市にしました。
 箕面市(人口12.5万人、財政需要167億円)には国分寺市(人口11.5万人、財政需要156億円)
  基準財政収入額も173億と170億であり、近い。

2009年10月5日月曜日

東京と大阪 全国との比較

前回は東京と大阪を比較しましたが、東京も特殊なところなので、大阪と全国平均を比較しました。
 ただし、便宜上(というか手間の問題)で、全国平均(市のみ)からは政令指定都市を除いていません。

○基準財政需要額及び基準財政収入額の比較(なお金額は人口一人当たり)
 大阪:需要14.3万円、収入12.0万円
 全国:需要15.2万円、収入12.2万円
  基準財政収入が、大阪は全国平均よりやや少ないがほぼ同じといえます。
   前回の結果とあわせると、東京が全国より多いということになります。
○歳入
 歳入全体:大阪30.5万円、全国37.5万円
 市税:大阪15.2万円、全国15.6万円
 地方交付税:大阪2.6万円、全国4.4万円
 市債 :大阪2.2万円、全国3.0万円
  国や県の支出金はほぼ同じ。

 市税収入が全国平均よりもやや低いにも関わらず、基準財政需要が低いため交付税が少なくなっています。 なぜ需要額が少ないかは別途調べてみる必要がありそうです。

○歳出:目的別
 全体:大阪31.4万円、全国36.7万円
 総務費:大阪3.6万円、全国4.3万円
 民生費:大阪11.3万円、全国10.8万円
  うち生活保護費 大阪3.1万円、全国2.3万円
 農水費:大阪0.1万円、全国0.8万円
 土木費;大阪4.0万円、全国5.6万円
 教育費:大阪3.1万円、全国4.0万円
 公債費:大阪3.3万円、全国4.7万円
 
 大阪は全国平均より5万円歳出が少ないですが、そのうち3割が公債費、3割が土木費です。

○歳出:性質別
 人件費:大阪4.7万円、全国5.0万円
 扶助費:大阪6.6万円、全国6.1万円
 公債費:大阪3.3万円、全国4.7万円
  義務的経費は全国の方が多い。
 建設費:大阪2.3万円、全国4.9万円
  ~ 全国の方は市債でファイナンスしているのではないか。

○財政指標
 経常収支比率 100を超えるのは全国で52市。
  大阪14、奈良6、福岡・鹿児島4、新潟3、北海道・群馬・京都・和歌山各2、
 青森・山形・茨城・東京・石川・兵庫・山口・徳島・高知・長崎・熊本・大分・宮崎各1
  と圧倒的に大阪府の比率が高くなっています。(近畿地方で約半分を占める)

 さて、東京と比較した際のコメントとしては、
 ①市税収入と都又は府からの支出金が少なく、交付金や国庫支出金である程度埋め合わせがされているが、なお収入は少ない。。
 ②人件費と公債費、扶助費のうち生活保護の割合が多いため、財政の硬直度の度合いが高い。
 ③児童福祉と教育費を減らすことで対応している。
 と分析しましたが、全国とあわせてみると。。
 ①歳入面では東京がむしろ特殊。基準財政需要額が全国に比較して少なく、税収が(東京と比較して)少ない分を地方交付税で取り戻せていない。
 (逆に全国は地方交付税により、税収+交付税では東京大阪を上回る。)
 ②硬直化の度合いは全国的に見ても高い。
  (人件費と公債費は一人当たりで見ると東京が低い。)
 ③児童福祉費は全国並み(東京が充実)、教育費は全国以下。

 ということがわかりました。

 全国平均は、夕張から東京23区まで含んでいるので、読み方が難しい面もあります。
 今後の調査課題として、大阪の苦しい市と東京の類似市を選び、細かに見てみる。
 財政需要額がなぜ大阪で(東京も含めだが、東京は税収があるので問題があまり顕在化していない)カウントが低いかをあげて、本日はここまでとします。

2009年9月12日土曜日

四条畷市と大阪狭山市

大阪から財政白書関係2つ

四条畷市台所事情
 http://www.city.shijonawate.lg.jp/h130101/fixed/s05/daidokoro/daidokoro.htm
 平成16年度に広報で紹介した内容。わかりやすく説明してあります。
 ところで性質別歳出を家計にたとえるときに人件費を食費にたとえるのはなぜでしょうねぇ。
 いまいち違和感があるのですが、もっとよい例えはないですかねぇ。
  その他にもリフォームの内容の例えとか、なかなかさえてます。
 ちなみに、この市も歳出が歳入を上回っています。経常収支比率、公債費率が高くかなり苦しそうです。

大阪狭山市 狭山財政塾
http://www.city.osakasayama.osaka.jp/10,111,57.html
 一般に財政関係の資料はある程度、市の規模が大きい方が充実する傾向にありますが、規模の小さい市でも時々きらりと光るものが見つかるのが、財政白書行脚の醍醐味です。
 内容がちょっと古いですが、経常収支比率などを市民向けに突っ込んで説明している貴重な資料です。

2009年8月30日日曜日

NHKドラマ 再生の町

ちょうど昨日から始まったドラマです。
 テーマとしてはタイムリーといえばタイムリー。(夕張の破綻は3年前なのでいまさらという声もあるかもしれませんが)
 http://www.nhk.or.jp/dodra/saisei/index.html
 
テレビを見ない人なので、さっきまで知りませんでした・・・。TV局のサイトを見ると、豪華キャストですね!
  
このブログでも大阪方面は財政が大変な自治体が多いことを記事にしていましたが、このドラマも大阪が舞台のようです。
(その方が見る人が他のどこかではなく、身近なところと感じるからなのかも。あとは撮影の都合。)
※記事はこちら
  守口市 
  泉佐野市
  大阪市