2009年6月3日水曜日

講座:家計どげんなっとると? 久留米市の財政を説明

毎日JP 筑後版 5/30 より
「講座:家計どげんなっとると? 久留米市の財政を説明--11日から5カ所で」
 ニュースによると久留米青年会議所が、市内五か所で市民向け講座「久留米市の家計はどげんなっとると?」を開くとのこと。サラリーマンも参加できるよう午後7時~同8時40分の予定で開催のようです。
 第一部は市の財政状況を家計に置き換えて説明。第二部では市民とワークショップとのこと。
青年会議所のHPはこちら http://kurumejc.or.jp/2009/

 これまで報道で見た限りでは、青年会議所主体というのは初耳。今後ともこのような動きが広がっていくといいですね。

2009年6月2日火曜日

地方財政+α 公的資金補償金免除繰上償還

新しいプロジェクト 地方財政+α です。

 もっと基礎的な財政用語からはじめようと思ったのですが、たまたま気がついた記事があったので、あまりなじみのない用語だと思いますが、公的資金補償金免除繰上償還 (うわー漢字ばっかり)について紹介します。
東京都、神奈川県、千葉県と各市の財政資料を見ているうちに、千葉県の市の財政関係のホームページに「公的資金補償金免除繰上償還」という項目が多いのに気づいたのがきっかけ。
 よく見ると千葉県のかなりの割合の市が発表しているようです。気になったので、いろいろ調べてみました。
 鴨川市のHPによると、「地方公共団体の厳しい財政状況を踏まえ、国の地方財政対策の一環として、過去に年利5%以上の高金利で借入した地方債の繰上償還(返済)が認められること」となったということ。平成19年度から平成21年度までの3年間の期限付きで認められるようです。知らなかった。
 国立市の財政白書(P29参照)で指摘されていたように、国や公庫から借りたものは高い金利のものを低い金利のものに借り替えようとすると、将来の分の金利まで補償しないといけないという「民間からの借り入れでは考えられない条件」がついていました。そのため、金利の高い債務がいつまでも残り、地方の財政を圧迫しているという面がありました。
 ところでこれらの借入金は、もともと郵貯や簡保とかで高い金利で運用することを約束したものが原資となっているので、財務省としても預金者に支払う金利を減らせない限りは市から受け取る金利も安くできない。とはいえ、三位一体改革で地方財政が苦しいのも(たぶん)わかっている。
 そういう中で、財務省と総務省との話し合いの中で、「行政改革をきちんと進めることを条件に認めましょう」ということになったものと思われます。財務省の資料によると、
 ・抜本的な行政改革が行われること。
 ・財政健全化に向けた新規の計画が策定されること。 などが条件とされたようです。
 ということで、繰上償還をしたい市は財政健全化計画(総務省の8ページほどのフォーマット)を提出し、財務省と総務省に認められれば繰上げ(借り換え)ができるとのこと。
 で、平成19年度は1600を超える自治体(下水道会計など特別会計のみ適用を受けた自治体を含む)の繰上げ償還が認められたとか。
 1800の自治体のうち1600の自治体で「抜本的な改革」が本当に行われればすごいことですが、各市の健全化計画を斜め読みする範囲では、集中改革プラン+α程度の内容であり、抜本的というには大げさかも。
 財務省としても、資金の出し手の利益代表として「抜本的な改革をした」ということにしておかないといけないのでしょう。
 
 ところで、この規定は財政力指数が1.0以上だと適用されないのだそうです。
 どおりで、東京をめぐっていたときは気がつかなかったはずだね。でも日野市民としてはちょっと損したような気分。

追記 6/9 平成20年度の下水道特別会計の補正予算で6%以上の公債の借り換えについて議題にあがっていたようです。これに関して上記の計画の提出があったかどうかはHPにないので不明です。

2009年6月1日月曜日

横浜市 予算のミカタ

横浜市の予算のミカタ
 平成14年度から発表しています。キャラクターはハマサイ君(横浜の市債のキャラクター)
  http://www.city.yokohama.jp/me/gyousei/zaisei/mikata/21mikata/
 構成は、市長へのインタビュー → 予算とは?
  → 収入・支出(歳入・歳出なのですがあえて収入と支出という言葉を使っています。)
   → 財政状況 →寄附と市債のアピール
 となっています。
 財政指標をあえて(?)は使わずやさしく説明しています。
 より詳しくはこちら
 http://www.city.yokohama.jp/me/gyousei/zaisei/zaiseijoukyou/
 人口350万人の政令指定都市だけあって、予算規模とか半端じゃない。
 一般会計で1.4兆円とか特別会計含めて借金5兆円とか。市民レベルで白書を作るのはかなり大変なのではと思われます。
 健全化指標ではさすがに早期健全化基準には達していませんが、実質公債費比率が20%を超えており、借金とその利払いが重い構造になっているものと思われます。

2009年5月31日日曜日

5月末日現在「財政白書」ランキング

前回は三月末ぐらいでした。今回はGoogleとYahooをまとめて発表。
       Google          Yahoo
1位  経済財政白書         内閣府白書一覧

2位  上記H17版          総務省白書一覧

3位  練馬区             中央区

4位  長岡京市           八王子市

5位  総務省白書一覧       中野区

6位  地方財政白書        4位と同じ

7位  東村山市           栃木市

8位  我孫子市           練馬区

9位  西東京市           1位と同じ

10位 内閣府白書一覧       旭川市

11位 千代田区           地方財政白書

12位 小平市             大田区

13位 Amazon経済財政白書   日進市

14位 中央区             3位と同じ

15位 日野市             目黒区

16位 国立市             箕面市

17位 立川市             ザイバク

18位 このブログ平塚市記事    成田市

19位 経済財政白書とは      12位と同じ

20位 日経コラム浦島氏      西東京市

21位 Amazon大和田先生著書 稲城市

22位 Wiki 経済白書       21位と同じ

23位 Bk1 21位と同じ      20位と同じ

24位 市民財政白書ナビ      築上町

25位 八王子市           市民財政白書ナビ

26位 宮崎県学生の財政白書   24位と同じ

27位 Yahoo 21位と同じ     15位と同じ

28位 経済産業研究所       市原市

29位 コトバンク           同上

30位 7&I 21位と同じ      8位と同じ



僭越ながら当ブログもランクインさせていただいております。
顔ぶれは2/3ぐらいは一緒。Googleのほうは大和田先生が「市民が財政白書を作ったら」を関連ページが多く入っています。
長岡京市、日野市、立川市がGoogleではアップ組。
栃木市、市原市がYahooではアップ組です。

市民財政白書ナビ 新プロジェクト

もうすぐ6月です。このブログをはじめてから4ヶ月が経ちます。
当初財政白書づくりの参考となる白書の紹介、参考となる資料、関連ニュースの紹介をすると最初の記事にありました。
その後の流れを見ると、必ずしも書き手にこだわらず、自治体の財政に興味がある人向けに変わってきている感もあります。
ここでこれまでの記事を振り返り、今後の編集方針と新プロジェクトを発表します。
(別にこんなことをここに書かなくてもよいのですが、自分の頭の整理とプレッシャーをかけるためです。)

○これまでの活動
1)財政白書紹介
 多摩の紹介が終わり、あとは区部や首都圏その他の財政白書などを、ぼちぼち紹介しています。
 また多摩については項目ごとにお勧め白書をまとめました。
2)ニュース
 定期的にというよりも思いつきに近いですが、これもぼちぼち。
3)参考となる資料
 ブックレビューとして、手元の地方財政関係の本を中心に紹介。最近だんだんいろいろな方向にいきつつあり。
 総務省や三位一体関係の資料の参考となるページを最初は紹介していましたが、最近してないな。
4)プロジェクト
 ①財政白書の未来 ~ 10回シリーズコラム
 ②地方交付税と地方債 ~ 9回シリーズコラム
 ③財政健全化法を勉強する ~6回シリーズコラム(目次を作っていなかった・・・)
 ④日野市と財政の10年  ~たぶん10回ぐらいのシリーズ
  一部は別館図書室にもアップ
5)公式活動
 日野市健全活動を考える会ではこの間に
 ①中央公民館の財政講座(2回)
 ②環境首都先進事例表彰式参加
 ③平成21年版作成準備 をしております。
6)その他
 財政白書の事例として紹介させていただいたところで、自治体以外のHPやBlogにリンクする場合はメール等で紹介した旨お知らせしています。(お知らせしそびれている方がおりましたらごめんなさい。)

○今後の活動(このブログ上で)
1)財政白書全国行脚
 別に実際にいくわけではなく、ネット上で。過去の財政分析をしているものは図書室にリスト化。特に特徴がある場合や気が向いた場合はブログで紹介します。メールで紹介いただくのも大変歓迎です。
2)ニュース
 今までどおり。なるべく財政との関連や財政用語も説明しようかと。
3)日野を取り巻く公的なお金の流れ
 市の財政については白書などでいろいろと分析されていますが、日野市民としては国税も都税も払っているし、社会保険料も払っている。そういうのはどうなっているのか。というのが気になったので、調べてみようかと。かなり無謀な試みですが、少しずつできるところからアップしようと思います。
4)財政リテラシー向上プロジェクト
 僭越極まりないといわれそうですが。先日シチズンリテラシーという本を紹介しました。市民参画が重要なのはいまさら論を待たないところですが、それがよく機能するためには一人ひとりの市民のリテラシーの高さが必要です。シチズンリテラシーのひとつである財政リテラシー(勝手に名づけました、はい。)の高まりに貢献するHPや本の紹介、記事の作成をしたいと思います。
 ①地方財政プラスアルファ
  財政用語や財政に関する話題について取り上げます。特に重要な財政用語の噛み砕いた説明や財政上の話題の解説を適宜作っていこうと思っています。
 ②経済学と財政
  財政を学問的にとらえるものが、財政学(公共経済学ともいう)ですが、これは経済学の中でも応用的な分野です。財政を知るのに経済学が必須というわけではありませんが、経済学を知っていたほうが概して理解は深まります。一方で特に高校までの教育において経済の分野というのは残念ながら重視されているとはいえないと思われます。
 私も専門的な教育を受けたわけではないので、一緒に役立つHPや本を勉強するつもりで、記事を書いていければと思います。
上記①②に入らないものでも、あるいは①と②は融合するかもしれません。
5)モジュールづくり
 財政白書の未来で今後広まると予想したモジュール化。
 今のところできているのは決算カードと一般会計のみですが、今後もいろいろ付け加えていこうと思います。
  が、なかなか進まないので、気長にお待ちください。

以上独り言でした。

立川市 行財政白書2009

立川市の行財政白書2009 概要版が公開されました。
 発行は3月ですが、HP上には4月末ごろ公開されたようです。
http://www.city.tachikawa.lg.jp/cms-sypher/www/service/detail.jsp?id=4256

2008版とほぼ一緒、データのリニューアルのほか、変わっている部分は財政健全化法のページが増えたこと。

全体としては表紙など含め32ページと同じなので、グラフを詰めて財政健全化法のページを生み出しています。
そのほかは P23 バランスシートの解説で2008年は
『○建物等がどの程度経年変化(老朽化)しているの? 「減価償却累計額(1,045億円)/建物などの取得価格の合計額(1,336億円)」で表され、78.2%となっています。全体的に見ると老朽化が進んでいる傾向にあるといえます。』
とありますが2009年では消えています。表から読み取れないからかな?

2009年5月30日土曜日

日野市と財政の10年 その他統計

今回は 日野市のその他統計いろいろ
 これまで取り上げたテーマと重なるものもありますが、統計編の最後としていろいろ取り上げます。
 次回からやっと財政編。

○土地利用
 99年1月1日 →08年1月1日(統計ひのより 固定資産税課資料)
 田 45.7ha→26.9ha( -41.1%)
 畑 206.5ha→174.4ha(-15.5%)
 山林 111.7ha→93.5ha(-16.3%)
 宅地 1,100.5ha→1,153.4ha(+4.8%)
 その他1,288.5ha→1,304.8ha(+1.2%)

○建物(同上資料)
 99年1月1日 →08年1月1日
 42,559棟 → 43,646棟
 床面積657.5万㎡→759.5万㎡
 うち木造以外
 12,157棟 → 10,828棟
 床面積 360.2万㎡→419.8万㎡
 うち木造以外の住宅
 床面積 199.5万㎡→256万㎡
  つまり木造以外で増えたのはほとんどマンションということ。

○ガス使用量 98年度→07年度
 192,233千立米→71,849千立米 大幅減
 うち工業用
 143,814千立米→41,486千立米
 減少分のほとんどを占める。

○出生数 98年→07年
 1649人→1587人(-4%)
○死亡数 98年→07年
  871人→1134人(+30%!)

○ごみ 98年→07年
 総量 60,562t → 38,005t  -38%
 収集量54,102t → 29,017t -46%
  2000年からのごみ改革が効いています。
 可燃物45,987t →28,820t -47%
 不燃物12,048t →6161t -49%
 資源物 2,798t → 13,650t 4.8倍

○災害等
 火災 84件→91件
 刑事犯 2,673件→2,028件 

ちなみに99年にあった統計情報でその後なくなったもの。
・金融機関の預金や貸し出しの残高
・電力の使用量
・寝たきり老人の人口