2009年12月10日木曜日

河村・名古屋市長、議会の減税修正案に「再議」

以前より話題にしている名古屋市の減税の話。(過去の記事はこちら)
MSN 12月10付け記事
「名古屋市議会が可決した減税条例案の修正案を再議する臨時議会は18日までに招集されることが10日、決まった。再議では、出席議員の3分の2以上の賛成が必要なため、修正案は廃案となる可能性が高い。」
 市長が提出した案に対して、修正案では低所得者への減税額を増やしたそうなのですが、市長から「徴税コストよりも安い税金はあり得ない」ということで審議のやり直しとなったとか。

市長選のときは減税は批判されていたように思うのですが、さらなる減税案が議会から出てくるとは意外。減税は無駄の削減によって財源は確保するとのことでしたが、そちらの方がどうなっているかも気になるところです。

財政白書行脚 北海道編1

久しぶりの財政白書行脚
 今回は北海道編です。今回はその1。

 北海道の市はやはり夕張の問題が身近にあるためか、財政への危機感が高く、市民向けの説明資料なども現在調べている東北地方に比較して充実しているように思います。

○札幌市
 札幌は市民版の財政白書がありました。行政が作った説明資料としては
 「さっぽろのおサイフ」が市民向け。平成15年から発行しており、最新は平成21年3月。決算としては平成19年度。


 ギュウ太というなぞのキャラクター、時計台をかぶっています。

 特徴としては・・・
 ①これからの札幌市の財政の課題として、歳入不足に陥るという試算を示しています。
 ②金額が大きいものをたとえるため「札幌ドーム○○個分」とか「一冬の除雪費相当」という札幌独自のたとえを使っています。
 ③行政改革改革プランを簡単に説明。1で「まずは市役所が自ら努力して節約」と宣言しています。

ちなみに平成20年はキャラクターはまーくん と 博士。
 みんなでできる取組の例を出しています。(平成21年度は財政健全化のページができたためなくなった。)
 平成19年までは4ページで平成20年に大幅に充実したみたいです。

○江別市
 財政状況の現状と課題
 平成16年度から出ています。平成21年度は平成20年度決算の数字を使ったものがなんと8月に出ています。
 特に噛み砕いて説明しているわけではないですが、平成元年からの推移や周辺市との比較があるのが特徴。

 また市の強みと弱みを分析しているのが特徴のようです。

○千歳市/恵庭市
 夕張市の財政破綻と直接関係があるかわかりませんが、両市とも市民懇談会などで市の財政状況について説明しています。
 HP上にはその時の説明資料が載っています。
 千歳市は平成16年10~11月(リンクはこちら)
  千歳市は各種説明資料も充実しています。
 恵庭市は平成19年度から毎年実施、平成21年度は出前講座をしているようです。(リンクはこちら)
  平成19年度はいきなり夕張の実態、それから地方財政や三位一体改革についても紹介、わかりやすくかつ深みもあるので、お勧めです。
  今年度の最後の資料は「国の大型補正で行う事業」の紹介。
  「今まで我慢していた修繕的な事業が多くて将来予定していた投資的な事業がないな。つまり来年度以降の肩の荷が軽くなったとはいえない。」とのコメントが載っています。
 

 
 

2009年12月9日水曜日

豊田駅の発車メロディが「たきび」に

日野市12月8日発表
「童謡「たきび」の作詞者である巽聖歌が、旭が丘に25年近く住んでいたことから、旭が丘中央公園に「詩碑」が建立されています。  また、巽聖歌を偲んで、12月4・5日には地元商店会(旭が丘商工連合会)による「たきび祭」が開催されました。  そして地元商店会やたきび会、自治会の皆様からのご要望により、

JR豊田駅の発車メロディが童謡「たきび」になります。」
とのこと。そういえば八王子は「夕焼け小焼け」ですね。
 日野も探せばいろいろあるものですね。

2009年12月8日火曜日

地方分権改革推進委員会 第4次勧告

いつの間にか出ていました。
 第97回では第三次勧告(案)だったのに、なんと11月9日の第98回では第四次勧告(案)!しかも最終報告とのこと。ちょっと唐突な感じもあるが、政権交代の影響?
 勧告のページはこちら。今回は自治体の財政権を重点としていますが、勧告というよりも課題を提示しているようです。

2009年12月7日月曜日

このブログについて(Ver.1)

いまさらながら、このブログの使い方のガイダンスです。
○日野市健全財政を考える会って何?
日野市の財政状況や今後の行政のあり方を市民の視点で分析し行政と検討しながら、その内容を財政白書にまとめ、多くの市民の方々に、私たちの将来や子孫の未来のため、極力、負の遺産(借金)を残さないように行財政改革を推進していくことを目的に活動をしています。
活動経緯については、財政を考える会のHPに詳しく書いてあります。


○ブログと健全財政を考える会の関係は?
健全財政を考える会の副代表の個人的なブログです。


○どういう情報があるの?
地方財政を中心に、最近は市民参画、地方分権、日野市の話題など、興味のある情報を記事にしています。
まとまったコンテンツはこちらの別館図書室にアップしています。
①全国各地の財政白書へのリンク(随時追加中) や
②連載したコラムなどのまとめ を掲載しています。


そのほか適宜更新している情報は
①財政や日野市に関するニュース。市や総務省のプレスリリース。
②本や各種資料の紹介
③各地の財政白書の紹介
④財政に関するテーマを扱ったコラム
⑤財政を考える会の活動報告 などがあります。


○便利な使い方
・何か調べたい場合は左上のボックスに言葉を入れて、ルーペのアイコンを押してみよう。

・記事の下のラベルをクリックすると、関連する記事が出てきます。
・ページ右上はお勧めコンテンツ
  
更新頻度は低いですが、会の活動がわかるものや、まとまったコラム、注目のニュースなどを紹介。
その下には財政ニュース。

財政ニュースの直下の部分をクリックすると、他の話題に移れます。

2009年12月6日日曜日

財政の疑問に答える第6回

財政の疑問に答えるシリーズの第6回。
今回で最終回の予定です。(前回はこちら。第一回はこちら)
 前回は、平成13年から18年に借金が増えた理由は赤字公債が原因。という話をしました。
 それではなぜ赤字公債が増えたかという話です。

 赤字公債の主なものとしては「減税補てん債」と「臨時財政対策債」があります。
 減税補てん債は景気対策のための特別減税により、住民税が減った分を借金で埋め合わせるためのもの。
 日野市では平成7年から18年まで発行されています。ただし、平成13年以前に発行されたものがほとんどで、平成13年の残高79億円に対し、平成18年でも75.7億円となっています。

 実際に増えているのは臨時財政対策債。こちらは平成13年度から発行が認められているもの。
 平成13年度は6.6億円でしたが、平成18年度には97.6億円に膨張しています。

○臨時財政対策債とは?
 地方交付税は自治体の標準的な財政需要(基準財政需要額)と標準的な収入(基準財政収入額)の差額に相当する金額が、国から交付されるものです。その原資は国税(所得税、法人税、消費税、酒税、たばこ税だったかな。)の一定割合となっています。
 
しかし、景気が悪くなると市の税収がへる(基準財政収入額が減る)ため、交付されるべき地方交付税は増える計算になりますが、一方でその原資となる国税も減ることになり、必要な原資が確保できないことになります。
 そのため、平成12年度までは国の特別会計で借金をして地方交付税の原資としていましたが、平成13年度からは半分は国が借金をし、残りは「自治体が借金をしてもよい金額」を国が定め、その範囲で借金をしてもよいことになりました。その借金が臨時財政対策債です。
なお、臨時財政対策債の元利返済分は後年基準財政需要額に算入されることになります。

 ということで、平成13年から平成18年に市債の残高が増えた理由は
  →「赤字公債が増えたから」
   その理由は
  →「臨時財政対策債により、地方交付税の原資不足の一部を直接的に市が借金をするようになったから」
   (それ以前は特別会計の借金の半分は後年基準財政需要額を減らすことで、各自治体が負担することになっていた。)
  →「交付すべき金額と国税の一定割合のギャップが大きくなったこと」
 と分析できます。
 日野市の場合は当てはまりませんが、
 「住民税の特別減税により税収が減り、その分を借金で補ったこと」
  が当てはまる市町村もあると思われます。

 このように見ると、国の施策により地方財政が大きく影響されてきたことが見て取れると思います。

 以上でこのシリーズは一旦終了とさせていただきます。
 なお、地方と国の関係や地方債は交付税に関することは、コラム「地方交付税と地方債」に詳しいので、こちらを参照ください。

海老名市 財政動画

海老名市はシティブランド事業としてインターネット放送局を運営しており、月1で市長シティセールスの動画、月2~3回更新の海老名市の魅力紹介のビデオを公開しています。
(HPはこちら)

市長シティセールスで平成19年8月と平成21年10月に海老名市の財政を紹介しています。

平成19年は海老名市の財政がよいことを紹介、行政改革への取組と平成19年度の事業の紹介で約30分。
 海老名市は非常に財政状態がよいようです。ビデオによると借金を抑えていることと基金があることを説明。
 その中でも行政改革を進めており、指定管理制度の導入が進んでいるとか。他の市は3セクがあってなかなか進まないような話とか、民間委託で苦情が減ったということを話していました。
財政をわかりやすく説明することも都市ブランドづくりのひとつと市長いわく。

今年度は財政が大変という話。けれども経常収支比率は86%ぐらいなので、他の市に比べればかなりよいようです。

2年前と今年を比べると、市長も司会もかなりなれてきた雰囲気があります。(平成19年度は2回目だった。)
天草TVを紹介したときは市長が一人で話していたのでA4のフリップでも見えたのですが、海老名市のビデオを見たところ2人で話すとカメラの引きが大きくなるので、A4のフリップでは中身が見えなそうなことが判明。
 ここではフリップはつかわず、画面上部や下部にテロップを出すことで対応しているようです。(グラフや図はあまり使わず。)

 あと、市長はほとんど原稿は見ず、多少”かむ”のはあまり気にしないで撮っているようでした。
 司会はかなり原稿を読んでいる感はありましたが、別に気にならなかったですね。
 こちらの白書づくりの参考にしていこうかと思います。