木に下がっているのは立体的な星のイルミネーションなのだが、あまりうまく写っていませんね。
毎年流行るアイテムが変わって、進化していくようです。
さて財政の疑問に答えるシリーズも第五回です。
(第一回はこちら 前回はこちら。)
さて残ったQは
Q2 平成13~18に地方債が急増した理由は
Q5公債費が1986~96で283%になった理由は?
Q6財政の縮小期にも関わらず 公債費が平成12年以来膨張している理由は
Q5については、日野市では27億円から35億円の間で推移しており、それほど増えているといえないので、答えられず。
Q6の公債費も、平成12年以後大きく増えているわけではないので、これも答えられず。
Q2については日野市も同期間に258億円から335億円と77億円増えています。
ということで、次はこの疑問に答えることとします。
市債の残高には内訳があります。
地方財政法では「学校などの文教施設などの公共施設の建設」以外では借金をしてはいけないことになっています。
学校を建てるための市債(つまり借金だ)は「教育債」
道路や公園を作るための市債は 「土木債」
市役所を作るための市債は 「総務債」 などという名前がついています。
これらの施設を作るための借金以外に赤字を補てんするための借金もあります。
地方財政法では禁じられていますが、特例ということで認められています。
施設を作るための借金を一般に「建設公債」、赤字を補てんするための借金を「赤字公債」といいます。
平成13年から18年までの日野市の建設公債と赤字公債の残高(一般会計)を比較すると
建設公債 161.7億円 → 160.2億円
赤字公債 95.9億円 → 174.7億円
であり、明らかに赤字公債の増加が市債の残高の増加となっています。
それではなぜこの間に赤字公債が増えたのか。それは次回説明します。
地方債と地方交付税のコラムの説明も参考にしていただければと(こちら)。
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