2010年4月15日木曜日

動画版コメンタリー 都や国との関係

日野市財政白書平成21年度版の解説。

今日解説する動画は「財政とは何?」(動画へのリンクは
こちら)。

「国や都も行政サービスを行っていますが、その中で市の役割はどうなっていますか。」

「基本的には、市が私たちの生活に身近な仕事を、都は広域的な仕事を、国は全国的な仕事や国際的な仕事をするということになっています。」

「もう少し詳しくお話いただけますか。」

「例えば都がおこなう広域的な仕事としては警察や運転免許、国が行う全国的な仕事としては、外交や防衛、年金があります。このように、分担がはっきりしているものもありますが、同じような仕事を国と都と市が行っているものも多くあります。」

「例えば道路の場合は、市道は市が、都道は都が、高速道路や国道は国が担当します。」

「小中学校の場合は、国が教育内容を決め、都が先生の給与を支払います。そして市は学校の建物を建てたり、管理をしたりします。」

「複雑ですね。」

「確かにそうですね。このように複雑になっていることについては、国と都と市が同じようなことをやっているため、無駄が生じている。とか誰に責任があるかわからなくなってしまう。という問題などがあるといわれています。」

ここは当初地方分権の話題を載せようと思っていました。当初のシナリオは

「私たちに最も身近な仕事は市の役割とされていますが、実際には仕事の基準は国がかなりの部分を定めているケースが多く、悪く言えば市は国や都の下請けとなっている部分が少なからずあります。
 また、国の基準が一律に定められているため、それぞれの市の実情に合わないものが作られたり、同じようなことを同じようなところで国と県と市がやっているため、
 無駄が生じたり、誰に責任があるかわからなくなったりするという問題が指摘されています。このような問題を解決するため、地方分権改革会議にて議論が行われ、制度の見直しを図っているところです。」

という感じだったのですが、別に内容に問題があったからとかそういうことではなく、全体的な流れやバランス、作っているうちに地方分権改革推進委員会は終了してしまったこと。などから最終的には短縮する形になりました。

※なお前日以前の部分を含めコメンタリーは、このページにまとめておいてあります。

2010年4月13日火曜日

動画版コメンタリー 予算案の作り方

今日解説する動画は「財政とは何?」(動画へのリンクはこちら)。

予算案はどうやって作るのかという質問に、答えるところからです。

「お金の使い道を決めるにはいろいろなことを考えなければなりません。具体的には、市長の方針や国や都の動向、税収の見込み、市役所の係りの人からの要望などなど。こういったものを、お金のことをまとめる係の財政課の人が取りまとめていきます。」
「これは大変な仕事ですね。」
「そうですね。ですから予算案は前の年の10月ごろから約半年もの時間をかけて作られるのです。」

実は昨年9月に最初のシナリオ案ができたときは、
「予算は議員さんが決めるのですか。」
「それではくわしく説明します。」
「市役所にはいろいろな行政サービスを行う部署があります。
 一年のある時期になるとそれぞれの部署の担当者が来年どれぐらいお金が必要か、
 市のお金をまとめる係、つまり財政課の人に話をします。
 お金をまとめる係りの人は、それぞれの部署からの話や市長の方針、
  来年は税金がどれくらい入りそうか、
   国や都からどれぐらいお金をもらえそうかということを考えながら、
 次の年にどれぐらいお金を使ってよいか決めていきます。」
という説明でした。

 メンバーと話し合う中で、もう少し政治(市長の方針)主導なのではないかという意見があり(逆に上に書いたような流れだと市長の方針は付け足しみたいに見える)、ビデオで説明したような内容に変えています。

※なお前日以前の部分を含めコメンタリーは、このページにまとめておいてあります。

2010年4月12日月曜日

地方財政白書 市町村別決算状況調 公表

地方財政白書は3月12日ごろに発表されていましたが、最近HPにも公開されたようです。
市町村別決算状況調もHPに公開されました。

市町村別~は決算カードをさらに細かくしたものですので、テーマをある程度絞っての分析にも堪えるすぐれものです。

動画版コメンタリー 使い道の決め方

今日解説する動画は「財政とは何?」(動画へのリンクはこちら)。

「そう考えると、みんなのためと一言で言っても、何にどれぐらいお金を使うかを決めるのは難しそうですね。」
「そうですね。みんなから集めたお金の使い道を決めるのは大変難しいことです。みんなから集めたお金の使い道は、みんなの意思を尊重して決める必要があります。でも実際に市民全員が集まって話し合いをすることはできません。」
「そこで、市民の代表が集まって話し合ってお金の使い道を決めるのです。」
「みんなの代表。つまり議員さんが決めるということなんですね。」
「そうですね。それでは実際にお金の使い道をどうやって決めるのか?ということについて説明をします。こちらをご覧ください。みんなから集めたお金の使い道をあらかじめ決めたものを予算といいます。毎年3月に市長が議会に予算案を提出します。 議会は予算案について議論をし、議決を経たものが予算になります。」
「みんなの代表である議員がOKしないと、みんなから集めたお金を使うことはできないのですね。」
「そういうことです。市民が選んだ市長が予算案をつくり、市民が選んだ議員がそれをチェックし、決定します。そしてお金を使った結果は決算としてまとめられ、これも議会の承認が必要です。」
「そういうことなんですね。財政というとどこか遠いところで決められているような感じがありますが、選挙を通して私たちとつながっているのですね。」
「その通りです。そういう意味でも選挙で投票することはとても大事なことなのです。」

予算は議決で、決算は承認というようなところも一応気を遣って用語を使っています。市長が議会に予算案を出す、というところの市長は個人の市長ではなく、行政府の代表という意味での市長です。

「確かにそうですね。ところで、予算の案はどうやって作るのですか。」

最初の案として、市長が予算案を作りという言葉が出ることをうけて、
「予算案は市長が作るのですか。」
「実はこうなっています。」
という台詞回しにしていたのですが、相方が答えをある程度わかっていないとそういう突込みが出ないはずなので、不自然かなと思い、上記のような台詞にしました

コメンタリーは、このページにまとめておいてあります。

2010年4月10日土曜日

動画版コメンタリー 使い道を決めるのは難しい

今日解説する動画は「財政とは何?」(動画へのリンクはこちら)。

財政は「みんなから集めたお金をみんなのために使う仕組み」というのを受けての続き。

「行政サービスの中には、保育園や高齢者へのサービスのように、必ずしも、みんなのためのサービスとはいえないものもありますね。」
「うーん。確かにそうかもしれませんね。でも、長い目で見ればみんな最初は子どもだし、そのうちお年寄りになりますよね。いつ病気になったり、怪我をしたりするかもわからないですし。そう考えると、みんなが安心できる社会を作るサービス、つまりセーフティーネットは、みんなのためのサービスともいえます。
そうはいっても、短期的に見ればサービスの種類によって、誰が恩恵を受けるかは大きく変わります。」
「そう考えると、みんなのためと一言で言っても、何にどれぐらいお金を使うかを決めるのは難しそうですね」

なぜあえてここで、こんな話を挟んでいるか?ということを説明します。

財政を改善する基本は、収入を確保して、支出を抑えることです。税制が地方自治体ではほとんど変えられないことを考えると、財政を改善しようと思えば支出を抑えるという方向にいかざるを得ません。

支出を抑える話をすると、人の懐に手を突っ込んでくるというイメージを持たれたり、逆に事業仕分け人のように一刀両断したりするイメージがあるのかもしれません。

でも実際はそんなに簡単に一刀両断できるようなものはほとんどありません。

もし財政白書に、行政の無駄とか施策のあり方を一刀両断してもらうような、カタルシスを求めて方には正直退屈かもしれません。

この財政白書では至極当たり前のことしか書いていないからです。

財政の健全化はダイエットに似ているところがあります。何か一つを食べれば、あるいは食べるのをやめれば解決するという問題ではありません。日々の食事と運動の積み重ねです。

それと同様に、特定の悪者がいてそれを一刀両断すれば、他のところ(端的にいえば自分)は変わらずに問題が解決するというものではないのです。

実際には利害が異なる人の思いが絡んでおり、解決策を導き出すのは簡単なことではなりません。というか非常に難しいことです。
その難しいことを究極的にはわれわれ自身がしなければならない。
一刀両断してけりがつく魔法の杖のようなものなどなく、解決策は困難な道を粘り強くいかなければならない、という思いが実はこの裏にはあります。

と同時に話し合いが大事というところから、議会や予算の決め方に話を展開するつなぎとしても、この一節をいれています。


行財政改革大綱策定全体会に出席してきました。2

記事の続きです。
○部会わけ。
 私は行政部会に。
 行政部会って何をするのか?という市民委員の質問。
 「財政と人事給与以外のことです。」
 つまり、福祉からまちづくり、ゴミ関係、行政マネジメント、公共施設全般。
 ということでチームも職員7名、市民4名の大所帯になっています。

○自己紹介
 職員のメンバーは企画調整課長を部会長に、福祉政策課、都市計画課、企画調整課、地域協働課、子育て課、学校課。ただし、行政部会の範囲はもっと広いので、話題によって他の課の職員の参加もあるとのこと。
 市民委員は私と健全財政を考える会の代表、それから行政評価システムの市民委員を務められた市民2名。市民委員からは
 「市として目指す方向をしっかりと議論しよう」
 「違う部署でおなじようなことをしているものがあり、そこらへんの整理が必要」
 「お金を稼ぐほうの議論もしたい。」
 「議会もあるなかで市民として何ができるか。議会も市もとらえられない隙間を見ていきたい。」
 「市民は過去の追及に走らず、職員は自分の職責に固まらず、議論をしてほしい。」
 「部署を超えた横通しでみていく視点によるマネジメントが重要」
 などの意見が出ました。

○今後の進め方
 市民委員より
 「第3次行政改革大綱の体系を生かすのか。すでに体系の案があるのか。」との質問。
 実はまだないとの回答。
 行政部会では300程度の改善内容について議論をするというとのこと。次回その内容が出てくるようです。
 私からは「市民委員4人で300の内容それぞれをやるのでは理解するだけで終わってしまうので、もっと大きなあり方を検討するのが、大綱策定委員の役割ではないか。」とお話しました。

 とりあえず、次回はGWあけ。いよいよ始まります。
 

行財政改革大綱策定全体会に出席してきました。

本日 第四次日野市行財政改革大綱策定の全体会に参加してきました。

先日の委嘱式に参加できなかったので、本日がはじめての出席です。
 職員プロジェクトチームとの顔合わせと部会の編成、これまでの行財政改革の経緯の紹介、今後のスケジュールの紹介がありました。
 職員プロジェクトチームは14名。市民委員が8名。事務局が4名。
 職員は係長~課長職層の方。市民委員は60代が5名、現役世代(40~50前後)3名。全員男性。

以下順に。
○企画部長挨拶
 先行きが見えない中でのスタート。第三次行政改革大綱は600の項目を挙げたが、今回は400程度にコンパクトにしていこう。市民と職員の忌憚のないやりとりを。職員は部署を背負わないで自分の考えを出していってほしい。

○市民委員と職員プロジェクトチームメンバーとの顔合わせ。

○行政管理チームマネージャーから行政改革大綱のこれまでの経緯などの説明
①背景と財政上の課題の説明
 ・財政状況が厳しいこと。 その中でも将来世代へのつけを抑制する必要がある。
 ・地方分権、環境問題、市民要望の多様化を踏まえなければならないこと。
 ・歳出面の課題として
  ・国保等への繰出金の増加(滞納が課題)
  ・施設の改修(庁舎、体育館、クリーンセンター)
  ・人件費の縮減 ~ 市長の声としてさらに100人縮減を目標に検討という話もあるとか。
②第一次行財政改革大綱以来の経緯
 以下は資料を見ての私のコメント
 ・資料を見ると、第1次(平成8年策定)は自治事務次官通知(行政改革推進のための指針の策定について)に基づいて作られたようです。
 ・第2次は平成11年の財政非常事態宣言に基づき自主的に作成。
 ・第3次は総務事務次官通知(行政改革の推進のための新たな指針の策定について)が背景にあるようです。

 市民委員から、行財政改革の効果について、削減人数・効果額の表示の仕方に疑問ありとの意見。
 削減人数は純減ではないそうで、効果額は例えば民間委託をしたら、削減人数×一人当たり人件費で計算しており、民間への委託費用は算定外になっているなど。
 表示の仕方は今回の行政改革大綱の中の一つの課題となりそうです。

③今後の進め方
 ・11月ごろの中間報告が一つのまとめの目標。
 ・市民委員から「予算への反映」について質問。
 ・予算説明会が10月、基本的な締めが12月という説明。
  →次年度予算への反映は事実上難しいのではという気がしました。
 ・今後月2回程度の部会開催で進めていく。

チームわけ以後は記事を分けます。