2009年10月24日土曜日

土地開発公社について2 日野市平成20年度

前回は土地開発公社の制度の紹介でしたが、
今回は日野市の土地開発公社の平成20年度決算を紹介します。
土地開発公社の決算書は中央図書館の資料室か市政図書室で閲覧できます。

○どれぐらい土地を持っているのか。
平成20年度末現在、公社が所有している土地は47,199㎡。
簿価は約101.90億円です。㎡当たりにすると21.59万円、坪当たりでは71.37万円です。
 面積のトップ3は
 ①西平山区画整理用地(複数個所合計) 約19,300㎡
 ②日野市立第21小学校用地 約7,500㎡
 ③程久保緑地用地及び美術館用地 約7,100㎡

 簿価(要するに買った価格)のトップ3は
 ①西平山(上記①と同じ) 約54.3億円
 ②万願寺第二区画整理用地 約10.4億円
 ③程久保緑地(上記③と同じ)約7.3億円 です。

○どれぐらい売買したのか
土地開発公社の役割は公共用地を買収し、市に売却することです。
 買収した公共用地は 1485.19㎡、価格は約2,670万円。
  (約1.8万円/㎡、約5.9万円/坪)
  百草地区の緑地の用地とのこと。
 市に売却した土地は
 ①百草地区の緑地用地 約5,880㎡を2億6323万円
 ②身命上第6緑地用地 約667平米を2億5861万円

 民間に処分した土地(特定土地というらしい、法律用語かどうか不明)
 豊田南区画整理内用地 約80㎡を2073万円で。
  なおこの土地は5550万円で取得したものとのこと。

○経費は?
 管理経費が441万円。
 内訳は賃貸に出している土地がらみの税金が316万円。
     除草代96万円、駐車場管理費18万円。
 支払利息が1億4982万円で、これが経費のほとんどを占めています。
 この利息と同額の補助金が日野市から払われています。
 一般会計の決算書では、他の分類に入らない
   「諸支出金」の「公営企業費」に分類されています。

○収入はある?
 なお資材置き場や駐車場として貸しているため
  年間1100万円ほどの収入があります。

○借金は?
 短期で借入(毎年借り換え)で、残高が107.44億円。
 三菱UFJ銀行と さわやか信用金庫から。

○土地の時価は?
 残念ながらわかりません。

以上平成20年度の決算の状況です。
 とはいえ、これだけでは日野市の土地開発公社のことはほとんどわからないと思います。
 (自分で書いといてなんだといわれそうだが。。。。)

次回以降 これまでの土地開発公社の状況について紹介します。

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