大阪府下の市の財政白書紹介の記事で形式収支(市の決算書の歳入から歳出を引いた金額)が赤字になっている市があるということで、疑問だったのですが、市の財政課の方に伺いました。
○基本的には形式収支は赤字にならない。
・歳入には貯金の引き出しにあたる「繰入金」、前年からの手持ちである「繰越金」、借金である「市債」も入るので、本来は赤字にならない。
○それでも赤字になる場合
・それでもどうしても足りない場合(市債を発行する許可が下りないとか、貯金もないとか)は、次年度の財源を使うことができる。その場合次年度の財源は歳入にはカウントされないので、形式収支はマイナスになる。
とのこと。
○次年度の財源といっても、現金が手元にあるとは限らないので、どうやって歳出しているのかはよくわかりません。
○ちなみに使った次年度分の財源は、次年度の歳出としてカウントされる。
例えば、平成19年度の形式収支がマイナス1億円の場合、翌年分から1億円持ってくるので、
翌年分の歳出が1億円増えるのだそうだ。ここらへんがちょっと理解しづらいが。
ちなみに決算カードでは目的別歳出の項の「前年度繰上充用金」というものになるらしいです。
○通常、前年度充用金は「-」ですが、ここに数字が書いてあるようだとかなり財政が厳しいということになります。
0 件のコメント:
コメントを投稿