2010年2月8日月曜日

ギリシャ財政問題

各社のニュースで伝えられるように、ギリシャの財政が大変らしいです。

 ギリシャも昨年政権交代があり、前政権が赤字を過少計上していたとのことで、計算しなおしたら2009年の財政赤字はGDP比12.9%にもなったということで信用不安が生じているとのこと。
 債務残高のGDP比も110%となり、ユーロ圏最悪の状況だとか。

 日本の債務残高は現在GDP比たぶん180%ぐらいあって、ギリシャどころではないのですが、ギリシャの場合は通貨がユーロなので、資金が国外から来ている点が大きな違い。
 だから日本は大丈夫というよりは、たぶんEU圏内においては財政ガバナンスが効きやすい状況にあるという感じをうけた。EU加盟国は財政赤字をGDP比3%以内にすべきという縛りはあるし、一国の財政状況の悪化は他の国にも影響を与えるので、単に自国内でお金をばら撒くという発想にはなりにくいと思われます。
 そう考えると、財政ガバナンスの効きにくい日本の方が実は危機は大きい。地震でいえばユーロ圏の場合は、少ないひずみのうちに地震が起きてエネルギーが解放されるが、日本の場合はひずみがたまりにたまって、超巨大地震レベルになるまでたまる続ける。そのひずみに岩盤が耐えられなくなったときには、おそるべき災厄になるのではないかと思います。
いざ何か起こったときの衝撃ははるかに大きくなるのでは

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