今日は一気に揮発油税+地方道路税、石油ガス税、航空機燃料税、石油石炭税、電源開発促進税を紹介します。
まずは税の概要から
揮発油税+地方道路税はいわゆるガソリン税。昨年話題になりました。ガソリンにかかる税金です。直接払うのはガソリンスタンドですが、実質的にはガソリンを使う人が払うことになります。
石油ガス税は、天然ガスのタクシーの液化天然ガスにかかる税金。直接支払うのはスタンドですが、実質的にはタクシー会社さらにはタクシーの利用者に転嫁されているものと思われます。
航空機燃料税は、航空機の所有者・使用者が積み込まれた燃料の量に応じ負担するもの。国内線のみにかかるもののようです。これも間接的に乗客が負担していると思われます。
石油石炭税は原油・輸入石油・LNG・石炭の輸入者(採掘者も)にかかるもので、実質的に消費者に転嫁されていきます。ちなみに、ガソリンにはまずこの石油石炭税がかかり、上記のガソリン税がかかり、最後に消費税がかかります。
電源開発促進税は電気代にかかっている税金。意外と知らせていませんが、1,000kwhにつき375円かかっています。
間接税なので、日野市民がどれだけ負担しているかはかなり大胆な想定を置かないとわかりません。ここでは可能な限り簡単な方法ということで、
ガソリン税は自動車の保有台数。その他は人口に比例するものとしました。
まずそれぞれの税の税収は、
揮発油税+地方道路税3兆1209億円
航空機燃料税 1,046億円
石油ガス税 274億円
石油石炭税 5,779億円
電源開発促進税 3,522億円
http://www.nta.go.jp/kohyo/tokei/kokuzeicho/kansetsu2007/kansetu.htm
自動車保有台数は日野市平成19年度末 52,119台
http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2007/tn07qyti0510u.htm
全国では7,908万台
したがって日野市の占める割合は 0.0659%①
http://www.stat.go.jp/data/nenkan/12.htm
人口は日野市172,659人 全国12,777万人
したがって日野市の占める割合は 0.1351%②
ガソリン税は①をその他は②を掛けると
揮発油税+地方道路税20.57億円 航空機燃料税 1.41億円 石油ガス税 0.37億円 石油石炭税 7.81億円 電源開発促進税 4.76億円
となります。 これらは目的税なので使途が限られています。
それがどのように使われているかは後日(いつになることやら)。
2009年7月11日土曜日
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