2009年6月1日月曜日
横浜市 予算のミカタ
平成14年度から発表しています。キャラクターはハマサイ君(横浜の市債のキャラクター)
http://www.city.yokohama.jp/me/gyousei/zaisei/mikata/21mikata/
構成は、市長へのインタビュー → 予算とは?
→ 収入・支出(歳入・歳出なのですがあえて収入と支出という言葉を使っています。)
→ 財政状況 →寄附と市債のアピール
となっています。
財政指標をあえて(?)は使わずやさしく説明しています。
より詳しくはこちら
http://www.city.yokohama.jp/me/gyousei/zaisei/zaiseijoukyou/
人口350万人の政令指定都市だけあって、予算規模とか半端じゃない。
一般会計で1.4兆円とか特別会計含めて借金5兆円とか。市民レベルで白書を作るのはかなり大変なのではと思われます。
健全化指標ではさすがに早期健全化基準には達していませんが、実質公債費比率が20%を超えており、借金とその利払いが重い構造になっているものと思われます。
2009年5月31日日曜日
5月末日現在「財政白書」ランキング
Google Yahoo
1位 経済財政白書 内閣府白書一覧
2位 上記H17版 総務省白書一覧
3位 練馬区 中央区
4位 長岡京市 八王子市
5位 総務省白書一覧 中野区
6位 地方財政白書 4位と同じ
7位 東村山市 栃木市
8位 我孫子市 練馬区
9位 西東京市 1位と同じ
10位 内閣府白書一覧 旭川市
11位 千代田区 地方財政白書
12位 小平市 大田区
13位 Amazon経済財政白書 日進市
14位 中央区 3位と同じ
15位 日野市 目黒区
16位 国立市 箕面市
17位 立川市 ザイバク
18位 このブログ平塚市記事 成田市
19位 経済財政白書とは 12位と同じ
20位 日経コラム浦島氏 西東京市
21位 Amazon大和田先生著書 稲城市
22位 Wiki 経済白書 21位と同じ
23位 Bk1 21位と同じ 20位と同じ
24位 市民財政白書ナビ 築上町
25位 八王子市 市民財政白書ナビ
26位 宮崎県学生の財政白書 24位と同じ
27位 Yahoo 21位と同じ 15位と同じ
28位 経済産業研究所 市原市
29位 コトバンク 同上
30位 7&I 21位と同じ 8位と同じ
僭越ながら当ブログもランクインさせていただいております。
顔ぶれは2/3ぐらいは一緒。Googleのほうは大和田先生が「市民が財政白書を作ったら」を関連ページが多く入っています。
長岡京市、日野市、立川市がGoogleではアップ組。
栃木市、市原市がYahooではアップ組です。
市民財政白書ナビ 新プロジェクト
当初財政白書づくりの参考となる白書の紹介、参考となる資料、関連ニュースの紹介をすると最初の記事にありました。
その後の流れを見ると、必ずしも書き手にこだわらず、自治体の財政に興味がある人向けに変わってきている感もあります。
ここでこれまでの記事を振り返り、今後の編集方針と新プロジェクトを発表します。
(別にこんなことをここに書かなくてもよいのですが、自分の頭の整理とプレッシャーをかけるためです。)
○これまでの活動
1)財政白書紹介
多摩の紹介が終わり、あとは区部や首都圏その他の財政白書などを、ぼちぼち紹介しています。
また多摩については項目ごとにお勧め白書をまとめました。
2)ニュース
定期的にというよりも思いつきに近いですが、これもぼちぼち。
3)参考となる資料
ブックレビューとして、手元の地方財政関係の本を中心に紹介。最近だんだんいろいろな方向にいきつつあり。
総務省や三位一体関係の資料の参考となるページを最初は紹介していましたが、最近してないな。
4)プロジェクト
①財政白書の未来 ~ 10回シリーズコラム
②地方交付税と地方債 ~ 9回シリーズコラム
③財政健全化法を勉強する ~6回シリーズコラム(目次を作っていなかった・・・)
④日野市と財政の10年 ~たぶん10回ぐらいのシリーズ
一部は別館図書室にもアップ
5)公式活動
日野市健全活動を考える会ではこの間に
①中央公民館の財政講座(2回)
②環境首都先進事例表彰式参加
③平成21年版作成準備 をしております。
6)その他
財政白書の事例として紹介させていただいたところで、自治体以外のHPやBlogにリンクする場合はメール等で紹介した旨お知らせしています。(お知らせしそびれている方がおりましたらごめんなさい。)
○今後の活動(このブログ上で)
1)財政白書全国行脚
別に実際にいくわけではなく、ネット上で。過去の財政分析をしているものは図書室にリスト化。特に特徴がある場合や気が向いた場合はブログで紹介します。メールで紹介いただくのも大変歓迎です。
2)ニュース
今までどおり。なるべく財政との関連や財政用語も説明しようかと。
3)日野を取り巻く公的なお金の流れ
市の財政については白書などでいろいろと分析されていますが、日野市民としては国税も都税も払っているし、社会保険料も払っている。そういうのはどうなっているのか。というのが気になったので、調べてみようかと。かなり無謀な試みですが、少しずつできるところからアップしようと思います。
4)財政リテラシー向上プロジェクト
僭越極まりないといわれそうですが。先日シチズンリテラシーという本を紹介しました。市民参画が重要なのはいまさら論を待たないところですが、それがよく機能するためには一人ひとりの市民のリテラシーの高さが必要です。シチズンリテラシーのひとつである財政リテラシー(勝手に名づけました、はい。)の高まりに貢献するHPや本の紹介、記事の作成をしたいと思います。
①地方財政プラスアルファ
財政用語や財政に関する話題について取り上げます。特に重要な財政用語の噛み砕いた説明や財政上の話題の解説を適宜作っていこうと思っています。
②経済学と財政
財政を学問的にとらえるものが、財政学(公共経済学ともいう)ですが、これは経済学の中でも応用的な分野です。財政を知るのに経済学が必須というわけではありませんが、経済学を知っていたほうが概して理解は深まります。一方で特に高校までの教育において経済の分野というのは残念ながら重視されているとはいえないと思われます。
私も専門的な教育を受けたわけではないので、一緒に役立つHPや本を勉強するつもりで、記事を書いていければと思います。
上記①②に入らないものでも、あるいは①と②は融合するかもしれません。
5)モジュールづくり
財政白書の未来で今後広まると予想したモジュール化。
今のところできているのは決算カードと一般会計のみですが、今後もいろいろ付け加えていこうと思います。
が、なかなか進まないので、気長にお待ちください。
以上独り言でした。
立川市 行財政白書2009
立川市の行財政白書2009 概要版が公開されました。
発行は3月ですが、HP上には4月末ごろ公開されたようです。
http://www.city.tachikawa.lg.jp/cms-sypher/www/service/detail.jsp?id=4256
2008版とほぼ一緒、データのリニューアルのほか、変わっている部分は財政健全化法のページが増えたこと。
全体としては表紙など含め32ページと同じなので、グラフを詰めて財政健全化法のページを生み出しています。
そのほかは P23 バランスシートの解説で2008年は
『○建物等がどの程度経年変化(老朽化)しているの? 「減価償却累計額(1,045億円)/建物などの取得価格の合計額(1,336億円)」で表され、78.2%となっています。全体的に見ると老朽化が進んでいる傾向にあるといえます。』
とありますが2009年では消えています。表から読み取れないからかな?
2009年5月30日土曜日
日野市と財政の10年 その他統計
今回は 日野市のその他統計いろいろ
これまで取り上げたテーマと重なるものもありますが、統計編の最後としていろいろ取り上げます。
次回からやっと財政編。
○土地利用
99年1月1日 →08年1月1日(統計ひのより 固定資産税課資料)
田 45.7ha→26.9ha( -41.1%)
畑 206.5ha→174.4ha(-15.5%)
山林 111.7ha→93.5ha(-16.3%)
宅地 1,100.5ha→1,153.4ha(+4.8%)
その他1,288.5ha→1,304.8ha(+1.2%)
○建物(同上資料)
99年1月1日 →08年1月1日
42,559棟 → 43,646棟
床面積657.5万㎡→759.5万㎡
うち木造以外
12,157棟 → 10,828棟
床面積 360.2万㎡→419.8万㎡
うち木造以外の住宅
床面積 199.5万㎡→256万㎡
つまり木造以外で増えたのはほとんどマンションということ。
○ガス使用量 98年度→07年度
192,233千立米→71,849千立米 大幅減
うち工業用
143,814千立米→41,486千立米
減少分のほとんどを占める。
○出生数 98年→07年
1649人→1587人(-4%)
○死亡数 98年→07年
871人→1134人(+30%!)
○ごみ 98年→07年
総量 60,562t → 38,005t -38%
収集量54,102t → 29,017t -46%
2000年からのごみ改革が効いています。
可燃物45,987t →28,820t -47%
不燃物12,048t →6161t -49%
資源物 2,798t → 13,650t 4.8倍
○災害等
火災 84件→91件
刑事犯 2,673件→2,028件
ちなみに99年にあった統計情報でその後なくなったもの。
・金融機関の預金や貸し出しの残高
・電力の使用量
・寝たきり老人の人口
空き店舗を活用して保育所に
読売新聞 5月27日より 「待機児童解消へ町田市が費用補助 」
「町田市は、保育所に入れない待機児童解消策の第2弾として、空き店舗など の賃貸物件を改修して保育所を運営する社会福祉法人に、改修費と20年間の 賃貸料の一部を補助することにした。来春、定員50人規模で4園の新規開設 を期待しており、6月定例議会に約1億500万円の予算を計上する。 」
2月の記事で「町田市レンタル方式で保育園整備」を紹介しましたが、
(記事はこちら)http://myfavor100.blogspot.com/2009/02/blog-post_27.html
今年度待機児童が417人と前年から8割増! 更なる対策とのこと。
空き店舗ということは商店街でしょうか。シャッターが下りてるよりも子どもの声が聞こえるほうが町の活性化にもなるのではないでしょうか。将来的に少子化で需要が減っても元に戻せばよいので(店になるのがベストなのでしょうが)合理的だと思います。
2009年5月29日金曜日
ブックレビュー 国債の歴史
国債の歴史~金利に凝縮された過去と未来~ 富田俊基 東洋経済新報社
図書館で借りてきました。
イギリスの名誉革命のころから第二次世界大戦ごろまでの国債の歴史をについての本。目的としては
「国債の本質を明らかにし、各国国債の間の金利差が物語る過去を振り返って、わが国の未来に向かって投げかける光を見出そうとする」となっています。
金融に関する知識があったほうがよいですが、近代~現代の歴史に興味があれば読み物としても面白く読めると思います。
第二次大戦以後の国債の歴史もあれば非常によかったのですが、続編を希望。
わが国の未来への示唆については、序章に集約されています。序章を読むだけでも勝ちあり。
非常に読み応えのある、示唆するところが非常に深く広く、とてもここで書ききれるものではありませんが、へーと思ったことをいくつか。
○絶対主義より民主主義の方が資金調達力が高いということ。
王様の一言でなんでもできる絶対主義の方が、議会の承認を得ないといけない民主主義よりもお金を多く集められるように思いますが、実は。王様の債務は特に代替わりしたときによく踏み倒されたのだとか。果ては「それは借金ではなく税金だ」と後から主張し、王の裁判所で裁決する(要は踏み倒される)ので、王様に貸すのは非常にリスクが高かったとか。そのため、個人である王様より、永続性のある議会に貸すほうが金利も低くでき、かつ大量の資金調達が可能になったという話。
ちなみに議会が借金をする際には、新しい税が利払いの担保となっていたとのこと。そのため国債を発行するたびに新しい税ができ、窓税、ガラス税、四輪馬車税など、税制はかなり複雑怪奇なものになっていたとか。 国債の当初の考え方は、税の徴収の裏打ちがあっての国債であり、税収不足だから国債を出すのではないということのようです。
○イギリスの国債は永久債
国債というと満期があるものと思いますが、イギリスの国債の主力であるコンソルは元本の償還をせず利子のみをずっと支払っていくものなのだそうです。感覚としては、配当が保障されている株式に近いのかもしれない。
なんでこんなのが売れたのか?と思ったら、当時(18世紀ぐらい)には優良な投資先がなく、投資家も償還を望んでいなかったとか。 ただし、残高を減らさないと利払いがどんどん増えるのが問題だそうで、戦争のたびに増えた残高を終戦後に減らすという繰り返しだったようです。
○コンソルはコンソリデート(統合する)という意味。
一時期はいろいろな部局で勝手に税を作り、勝手に借り、勝手に使っていた時期もあったとか。これを議会の統制がなくなるということで、国の財政の一本化を図ったとのこと。
「特定の税収で特定の歳出をまかなうという部局ごとの基金により、財政の硬直化と不適切な会計処理が発生した。」
というあたりは現在の日本にも当てはまろうかと思います。
○日銀が政府からの独立性を気にする理由 明治政府において、政府ではなく銀行が紙幣を発行することになった際の答弁
「政府が自分で紙幣を発行するというと財政少し不如意なると動もすれば不換紙幣を出すということになりやすい。」
というあたりは財務省には耳のいたいところかも。
○日本の国債は大丈夫?
日本の国債はすごい残高にもかかわらず、金利が低くなっていますが、実はポンド建など国際的な場に出るとイギリス国債などよりも金利が高いとか。つまり、リスクがあると思われているとのこと。
序章の中で「外国人による保有が少ないから大丈夫」「貯蓄超過国だから大丈夫」という論に対して、「外国人による保有が少ないのは外国人から信用されていないから」「資本の移動が自由な中では大丈夫とはいえない」と否定的です。
○昔からある国際化
現代は国際化が進んでいると言われていますが、第一次大戦前も現状と同様に国際化が進み、各国の経済の相互依存が深まっていました。そのため、戦争が起こればみんな大変なことになるのだから、大きな戦争は起こらないと楽観していたのだとか。実際には複雑な同盟関係、つまり相互依存が原因でヨーロッパ中が戦争に巻き込まれることとなったのですが。
○資本課税というアイデア
第一次大戦後のフランスでは、国債の残高に対して1回限り高率の税をかけること(資本課税というらしい)で国債残高を減少させようというアイデアがあったようです。実際には行われなかったのですが、行われそうになったという情報だけで、資本が流出しハイパーインフレの寸前までいってしまったとか。 日本でも一部にはそのような議論があるようですが、こういう歴史を知っておくことも大事かと思います。
