2009年4月9日木曜日

行政改革.com

行政改革に関係するニュースやホームページ、資料へのリンク集です。

 アドレスはこちら http://homepage3.nifty.com/npm/link/

 全国の自治体の取り組みや行政評価、政策評価、事業評価、市民参加などなど分野別の分類など、”行政改革”という言葉がさすところの広さと深さを感じるページです。

 特にトップページ下のお勧めリンクや国の機関へのリンクは参考になりそう。(膨大なのでほとんど目を通せてないですが)

 財政白書作りも広い意味で行政改革の一分野ですので、このページは注目です。

2009年4月8日水曜日

多摩市財政白書

財政白書のページが見つからなくて紹介しそこねていた多摩市の財政白書です。
 こちらのページの上のほうに 『多摩市の財政状況 普通会計決算より』 が
   かなり下のほうに『多摩市の財政白書』がありますが財政白書のほうの第3部が上のほうのものをかねていますので、こちらのほうを見ればよいかと思います。

 第一部は広報の写し。
 第二部は前半は決算の概要、後半は主要施策の概要と成果。
 前半はひたすら数字の資料編、詳しい分析をしたい人向け。施策の成果については定量的な評価が多いですが、通常財政の話とまったく別個につくられていることを思えばよい構成といえるかと思います。
 第三部がいわゆる財政白書向け、ややわかっている人向け、噛み砕いた説明ではないが詳しい。
 税源移譲と三位一体の説明P45が詳しいが、H18年版の方が用語の解説が豊富。
 P69以下の財政指標の説明やP75の26市の経常収支比率の分析は興味深い。
 第四部は多摩市の財政諸表。公共団体の財務諸表はなかなかわかりづらく、どちらかというと中級者以上向けですが、新しいモデルや指標の説明など、より詳しく知りたい人向けにも参考になります。 

2009年4月7日火曜日

道内の土地開発公社保有地 8割、10年以上塩漬け

北海道新聞 4/7 より

 「道内六十八市町村の土地開発公社が保有する土地のうち、八割が十年以上売却されず塩漬け状態となっていることが、道などの調べで分かった。公共施設の建設、住宅や工場団地造成などのために購入したものだが、地価下落で市町村が将来肩代わりする可能性のある損失は総額約六百二十億円に上っている。 取得金額に金利などを加えた簿価(帳簿上の価格)は約九百九十五億円に上る。

 このうち全体の78%の土地が十年以 上、売却先が決まらない状態になっている。五年以上売れない土地も、六十二 公社の約八百九十一億円と、全体の90%に上った。各公社は土地購入の際、通常は各市町村の債務保証を後ろ盾に、金融機関か ら資金を借りている。このため、売却金額が取得金額より低い場合は、その損失を市町村が肩代わりすることになる。」

元となった北海道庁の資料はこちら(pdfファイル)

日野市も土地開発公社があり、一時期240億円ほどの借り入れがありました。土地開発公社については平成18年度の日野市の財政白書(pdfファイルP35参照)に解説があります。一部を抜粋して紹介します。

市子「ところで土地開発公社って何?」
市太郎「市が必要とする土地を前もって買っておくための会社さ。・・・(中略)・・・
市子「土地開発公社が買った土地はどうなるの?」
市太郎「市が使うときに、土地開発公社から買い取るのさ。買った値段に手数料と利子を乗せた金額でね。・・・(中略)・・・土地開発公社に関する法律ができた昭和47 年ごろは土地がどんどん値上がりしていたから、多少利子がかかっても土地は先に買っておいた方が結果的にはよかったことが多かったのさ。」 
市子「でも最近土地は下がってるわよ。」
市太郎「・・・・普通に買ったほうが安いのに土地開発公社に買わせたばっかりに、市としては高い土地を買う羽目になってしまっているのさ。」

 

2009年4月6日月曜日

四日市市市政白書

読売地方版より「四日市市の取り組みをまとめた市政白書 」

 四日市市は、市の取り組みや統計資料をまとめた「市政白書08」(A4判、41ページ)を2000部作成した。市政情報センターや地区市民センター、 楠総合支所などで無料配布している。
 白書では、財政状況について市民1人当たりの収入と支出に換算して分かりやすく紹介しているほか、財政プランを詳しく載せている。
 市の取り組みは、土地開発公社の経営健全化や新しく導入されることになる事業所税、市税のコンビニ納税、地球温暖化対策、ごみ処理、市立病院の救急医療体制、保健所の役割など22項目について写真やイラスト、グラフを使っ
てQ&A形式で解説している。
 統計資料は、単年度だけでなく過去3年間や5年前、10年前と比較ができるように工夫した。市の基本情報として面積(205・53平方キロ・メート ル)や市の木(くすのき)、市の花(サルビア)、市の鳥(ユリカモメ)なども知ることができる。

以上引用
HPには2007年まであります。
http://www.city.yokkaichi.mie.jp/home/shisei-hakusho/index.html

 1999年から発行していたのですね!財政については8ページ程度でコンパクトにまとまっています。
 残りは各課1~2ページぐらいでそれぞれ説明。市民に市政を総合的に知ってもらうにはよい取り組みかと思います。それぞれお金の裏づけがあるとよりよいかと思いました。
 2008年度版のアップが待ち望まれます。

2009年4月5日日曜日

上田市 市民による財政白書作成の動き

Google財政白書検索ランクで49位に上田市の財政白書を作る会のページがランクインしています。
 http://blog.goo.ne.jp/dragonfly_nagano/e/9ab79c6c449e913fdb166d825f5dc117

 松本では昨年11月に市民による財政白書が出ており、そのメンバーも協力しているようです。

 なお上田市の財政関連の資料はこちら
 http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/ht/zaisei/20060906173007208.html

 注目すべき動きとして平成19年の7月に事業仕分けを実施しているようです。 
 http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/ht/gyokaku/20080611102527645.html
 構想日本が行っている事業仕分けなのかどうかは不明ですが。

ブックレビュー ファウスト

ファウスト(第一部 第二部) ゲーテ作 岩波文庫 1958年発行

 財政とあまり関係ないといわれるかもしれませんが、第二部第一幕で面白いと思った部分があったので、
  ファウスト自体のあらすじはこちらでね。
 それは、警察も軍隊も大蔵省も宮廷もみんなお金がないと言っているところに悪魔のメフィストフェレスが現れて、あの大洪水の際に地中深くうずもれた財産を担保にして(昔のドイツでは地中深く埋まっているものは皇帝のものとされたらしい。)紙幣を発行することで財政難を救い、王に取り入るという場面。

 ファウストが完成したのは1832年ですから、そのころから実体のないものに信用を与えてマネーを増やすという発想があったのかと非常に興味をそそられます。
 もっともドルが金という実物を信用のバックにしなくなったのは1971年のニクソンショックになってからですから、ファウストにおいても実体がないとはいえ地下にある財宝を担保とするという設定にはなっていますが。

 物語は王に取り入ったところから別な方向へと展開していくので、その後国の財政がどうなったか記されていないのが気になるところです。国が豊かになりました、めでたしめでたしなのか、ハイパーインフレになったのか。。。

2009年4月4日土曜日

お勧め財政白書 その3(財政用語)

第3回も財政についての基本的なことを知りたい人向け
 ~今回は財政の基本 + 財政の新しい用語~

○基本的な用語
 ・一般会計と普通会計
 ・一般財源と特定財源
 ・依存財源と自主財源
   → 前回紹介した狛江市の資料にもありますが、より簡単な解説としては、八王子市の財政白書を参照。一般会計と腹痛会計はP5、財源の種類についてはP20を参照。
  
  市民が作っている白書は残念ながらHP上にはないですが、よりやさしく説明してあります。

 ・土地開発公社
  多くの市で設立されている土地開発公社ですが、あまり解説されていません。
  日野市は土地開発公社が問題になったこともあり、平成18年度の白書で詳しく説明されています。
  第2編第1章P35参照。 P34では特別会計についても解説しています。

○財政健全化指標について
 夕張市の財政破綻を背景として平成19年度から公表が義務付けられた財政健全化指標。新しい話題なのですが、かなりわかりにくい。各市の財政白書でも公表が義務付けられたので、なんとか解説しようとしています。
 三鷹市 自治体経営白書 第5章11 P180 の解説がお勧め。(ファイルはこちら
 
○財務諸表について
 上記ほどではありませんが、毎年のお金の出入りだけではなく、資産などのストック情報を含めた財務諸表の概念は比較的新しい(ここ10年ぐらいで広まった)ものです。

 財務諸表同士の関係などがわかりやすいのは羽村市
  P23(財務諸表の概念) P32(指標の説明)
  P41(決算書、行政コスト計算書、バランスシートの連関図)
  P47(キャッシュフローの説明) 
 
 また稲城市財政白書その2のP16からの解説は簡明で各指標の意味づけについても簡単に説明がされています。

 次回は歳入と歳出の基本用語についてを予定しています。