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2009年11月4日水曜日

全国財政白書行脚 滋賀県

全国行脚 今日は滋賀県です。
県ごとに市町村の財政資料を見ていくと、県によって傾向がありそうな気がします。
やはり隣の市や町のすることは気になるからでしょうか。
滋賀県は長期の財政計画を立てて公表している市が多いように思われます。
滋賀県で特徴的な市をいくつか。
草津市:予算の編成過程を詳しく公開しています。具体的には各部の見積、内示、部長間調整、市長査定、公開調書、復活見積。
  さすがにここまで必要としている市民はなかなかいないでしょうが、過去の経緯をたどる上では参考になりそうです。
そのほか
 大津市の家計簿:内容は広報レベルですが、各種情報へのリンクあり。
 彦根市 財政事情(PDF注意):主に平成21年度予算。平成9年来のグラフあり。
 守山市の財政状況:平成19年度決算に基づくもの。身近な事業の費用を一人当たりに置き換えているのが特徴。
      グラフは平成9年から。
 が市民向けの財政の説明でくわしそうなもの。 
なおリンクをクリックするとそれぞれの市の財政のHPに飛びます。

2009年9月6日日曜日

各国の長期財政計画

45~75年にわたる長期の国の財政計画を立てている国があるというレポート。
 財務制度等審議会 財政制度分科会 海外調査報告書平成19年6月
  リンクはこちらhttp://www.mof.go.jp/singikai/zaiseseido/tosin/kaigaichyosa1906/kaigaichyosa1906_00.pdf

 アメリカ、イギリス、ドイツ、EUの例を挙げています。
 各国とも端的にいえば高齢化による財政支出増加が持続可能なものかどうかをシミュレーションしています。
 アメリカの場合は議会予算局と大統領府行政管理予算局の両方が試算しています。
 アメリカは2030年においても高齢化率が19%とかなり高齢化が緩やか(日本は既に22%)ですが、それでもシナリオによっては将来政府債務が発散することが予測されています。
 日本でも議論の土台として、議会もこのようなものが作れるようになってほしいものと思います。(既にあったら失礼しました。)

 ちなみに同じ報告書で国と地方の財政調整の記事も載っているので参考になればと思います。

2009年7月9日木曜日

宇都宮市財政白書

宇都宮市の財政白書
http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/johokokai/zaisei/008197.html
平成16年度分からあり平成19年度が最新版。
 構成はスタンダードですが、最後の中核市ランキングが注目。
 こんなに中核市ってあったんですね・・・。

また平成17年から毎年中期(5年)の財政計画を出しています。
http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/johokokai/zaisei/008199.html
 経済成長率が毎年1.02~1.35%あるという設定に疑問がないことはないですが、
 不確実性が高い中でも計画を立てていくことが重要かと思います。

2009年5月7日木曜日

お勧め財政白書 その7

お勧め財政白書 その7です。

前回までは財政用語等の説明でしたが、今回からは分析の方法や視点で面白いと思ったものを取り上げます。
昭島市H18年度版 P8
  基金の繰入と赤字公債を同時に示してあります。 簡単にいえば一方は貯金の取り崩し、もうひとつは借金なので、単年度で見た場合の資金不足を表す考え方として面白いと思いました。

小平市H19年度版 P55~ (PDFファイル)
  小平市は平成19年度版の前には平成14年度版を出していますが、55ページ以下で5年前の財政白書で示した小平市の課題について、その5年間にどうなったかをまとめています。PDCAサイクル的考え方として参考になります。また5年後を期待します。

西東京市平成19年度版 P33~
  26市の平均や都内類似団体とと比べたレーダーチャート。総務省のレーダーチャートとも違います。
  ちなみに、財政力指数、経常収支比率、公債費比率、一人当たり市債残高、一人当たり基金残高、人件費比率。
  総務省バージョンは公債費比率の代わり実質公債費比率。人件費率に代わりラスパイレス指数。基金残高がなく、1000人当たり職員数と、一人当たり人件費・物件費等決算額が加わっています。

  またP41には「債務償還可能年限」という指数が紹介されています。その市が債務を何年間で返済できるかという指標で、これが市債の償還年限を下回っているかどうかで中長期的な継続可能性を判断するのだそうです。
面白い指標と思いますが、市民が独自に算出するのは難しそう。

 同じく西東京市 平成17年版 P26~
  総合計画の実現にいくらかかるかを試算しています。大変なお金がかかることが示されていますが、これは総合計画を作成する際に試算すべきものでは。 と思いました。いろいろ不確定要素があって難しいでしょうが、日野市もまた新しい総合計画を立てる時期ですが、是非考慮していただきたいものです。

  ○青梅市 平成19年度版 P7~
 一般会計から特別会計への繰入と収益事業からの繰入が並べてあります。
  収益事業から特別会計へ資金を支援していたものが、収益の減少に伴い、一般会計から出さざるを得なくなった事情が見えます。同じことが他の市に当てはまるかどうかは不明ですが、大規模に収益事業をやっている市の分析としては参考になるかと思います。

2009年4月18日土曜日

市原市財政白書

市原市の財政白書 平成19年度版(平成18年度決算)が最新です。
 http://www.city.ichihara.chiba.jp/030zaisei/zaisei/siryou/hakusyo/h19.htm

工業地帯があるためか、市税収入が多く、財政力は強いです。
構成は、市の現況、予算、決算、財務諸表、財政計画の順で、予算の説明に重点が置かれています。
 特徴としては
  ・市の現況をよく解説していること
  ・予算の項目で、国の財政についても簡単に触れていること
  ・中期的な財政計画では、市税は将来的な減を見込んでいるなど比較的堅実な計画を立てていること
  ・京葉八市との比較がされていること  など

 説明として参考になる部分としては、
  ・財務諸表 行政コスト分析の課題について、キャッシュフロー計算書について がわかりやすい。

 また財政読本「いちはらの財政」
 http://www.city.ichihara.chiba.jp/030zaisei/zaisei/siryou/documents/zaisei.pdf
 は、財政の基本(予算の決まり方など)や施設別の建設費用が説明されているほか、
  全般に見やすく構成されており、お勧めです。

 法人税収が多いため、平成21年度は「実施計画の事業を実施した場合」36億円超の財源不足が生じるとのこと、法人税収が多いのは財政運営上魅力ですが、経済変動時にどう対応するかというのが課題ですね。
 

2009年4月6日月曜日

四日市市市政白書

読売地方版より「四日市市の取り組みをまとめた市政白書 」

 四日市市は、市の取り組みや統計資料をまとめた「市政白書08」(A4判、41ページ)を2000部作成した。市政情報センターや地区市民センター、 楠総合支所などで無料配布している。
 白書では、財政状況について市民1人当たりの収入と支出に換算して分かりやすく紹介しているほか、財政プランを詳しく載せている。
 市の取り組みは、土地開発公社の経営健全化や新しく導入されることになる事業所税、市税のコンビニ納税、地球温暖化対策、ごみ処理、市立病院の救急医療体制、保健所の役割など22項目について写真やイラスト、グラフを使っ
てQ&A形式で解説している。
 統計資料は、単年度だけでなく過去3年間や5年前、10年前と比較ができるように工夫した。市の基本情報として面積(205・53平方キロ・メート ル)や市の木(くすのき)、市の花(サルビア)、市の鳥(ユリカモメ)なども知ることができる。

以上引用
HPには2007年まであります。
http://www.city.yokkaichi.mie.jp/home/shisei-hakusho/index.html

 1999年から発行していたのですね!財政については8ページ程度でコンパクトにまとまっています。
 残りは各課1~2ページぐらいでそれぞれ説明。市民に市政を総合的に知ってもらうにはよい取り組みかと思います。それぞれお金の裏づけがあるとよりよいかと思いました。
 2008年度版のアップが待ち望まれます。

2009年3月21日土曜日

我孫子市財政白書

我孫子市の財政白書です。
Googleで「財政白書」で検索すると、練馬区についで出てきます。
http://www.city.abiko.chiba.jp/index.cfm/15,0,80,217,html

平成16年度決算によるものが平成18年3月に出ているもののみ。
全体の構成はスタンダード
財務諸表関係(バランスシート、行政コスト計算書)を丁寧に説明しています。財務諸表から何をいえるかというのは難しいですが、それでも頑張って読み解いている感じがします。
また連結財務諸表についても作成しています。

http://www.city.abiko.chiba.jp/index.cfm/15,0,80,html
そのほか財政情報はこちら。中期財政計画や地方交付税(専門的)あたりが注目。

2009年3月6日金曜日

福生市財政白書

本日は福生市の財政白書
 平成17年度の決算を元に平成19年2月に発表しています。
 http://www.city.fussa.tokyo.jp/aboutfussa/aboutfussa/finance/88vtda000000qjkd.html

 福生市といえば米軍基地、基地があると補助がいっぱいというイメージがあるのですが、もともと市税が少なく、そうでもないらしい。(ちなみに国有提供施設等所在市町村助成交付金として14億円ぐらい)
 白書の中で市の財政悪化の背景を書いているのですが、バブル前のプラザ合意から解き明かしており、今まで見た中では一番丁寧かも。 説明は若干硬堅いですが、ある程度知っている人には興味深い。
 また平成28年度までの財政計画を立てており、基金や地方債の推移も記されています。

2009年2月9日月曜日

国分寺市財政計画

国分寺市は財政白書はありませんが、平成28年度までの財政計画を立てています。

 http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/siryou/kouhyou/15sei/zaisei/zaisei.html
  →リンク切れになっています。(追記2参照。)

長期の財政計画は不確定要素もあり、出しにくいものですが、勇気を持って出しているところは評価したい。
今後の検証が必要と思うが、あたりはずれを問題にするのではなく、PDCAサイクルのひとつとして今度どうするか考える素材として使われることを望みます。
将来のそれぞれの歳出の根拠は個別事業の積み上げということだったのですが、資料編でもよいのでそこらへんの解説が詳しくあるとよいかと思いました。

 追記:平成10年の12月に財政白書を出しているようで、これは多摩地域でおそらく最初のもののようです。(大和田先生財政講座より)残念ながらネット上では見ることができません。

 追記2:3月末現在HPリニューアルに伴いリンク切れになっているようです。残念。