2009年10月13日火曜日

決算書を読むシリーズ 市の広報

市民に身近なものである広報。
 決算書の中では、総務費の総務管理費の中の広報広聴費に分類されています。
 広報広聴費は平成20年度で約5千万円、このうち広報ひの関係としては、
 ・ 臨時職員:約1百万円
 ・ 広報配布委託料:77万円
 ・ 広報折込委託料:1384万円
 ・ 点字広報発行委託料:450万円
 ・ テープ広報朗読:40万円
 ・ 広報ひの作成委託:1520万円(あかつき印刷さん受託)
 と約3500万円弱。
 そのほか日野ケーブルテレビ番組の放送や制作費が約440万円あります。

 ちなみに印刷部数は68500部×24回で164.4万部。
 一部あたり21円ぐらいなので意外と安い?(他の市と比べないとわかりませんが。)

 広報に広告が載っていますが、広告料収入は211.5万円(54件)とのことです。
 

2009年10月12日月曜日

地方交付税の算定根拠1

東京と大阪と全国の市を比べたときに

「大阪は東京に比べて低い(全国平均)が、全国平均で見るとその分地方交付税で埋め合わせられているが、大阪では埋め合わせられていない。」ことがわかりました。どうも一人当たりの財政基準需要額が、全国的に見て少ないようです。

なぜ東京や大阪の財政基準需要額が全国に比べて少ないのか、今回から何回かにわけて見ていこうとおもいます。

1.基準財政需要額は誰が決めているか。
 ・総務省です。
2.決めたものは何に書かれているのか。
 ・概要はこちらに(総務省HP)。
 ・法令としては地方交付税法及び普通交付税に関する省令
  に書いてあります。
3.何によって決まるのか。
 基準財政需要額の算定式を数式で表すと
 Σ{(単位費用)×(測定単位)×(補正係数)}となります。
 例えば、道路ならば
  (道路の長さあたりの費用)×(道路の長さ)×(補正係数)
  で道路に関わる金額がでます。
 同様に、消防、公園 等々を算出し合計したものが基準財政需要額になります。

 まずはどういう項目があり、何に比例するのかあげてみましょう。

 ・消防費 : 人口に比例
 ・道路  : 道路の面積と延長に比例
   (面積比例費用)×(面積)+(延長比例費用)×(延長)
    という計算です。○○に比例とあったら同様の計算です。
 ・港湾 : 施設の延長に比例
 ・都市計画: 人口(都市計画区域内)に比例
 ・公園  :人口と公園面積に比例
 ・下水道 :人口に比例
 ・その他土木費:人口に比例
 ・小学校 :生徒数、学級数、学校数に比例
 ・中学校 :同上
 ・高校 :(市立の)教員数、生徒数に比例
 ・その他教育:人口、幼稚園児数に比例
 ・生活保護:人口に比例
 ・社会福祉:同上
 ・保健衛生:同上
 ・高齢者福祉:65歳以上、75歳以上人口に比例
 ・清掃費:人口に比例
 ・農業費:農家数に比例
 ・林業水産業:従業者数に比例
 ・商工費:人口に比例
 ・徴税費:世帯数に比例
 ・住民基本台帳:世帯数、戸籍数に比例
 ・地域振興費 : 人口に比例
 ・地方再生費 :人口、耕地と林野面積に比例
 ・地域雇用費 :人口
 ・公債費 : 一定の公債費の残高に比例
   一定の公債費:減税補てん債・臨時財政対策債。合併特例債など。

 今日はここまで。
 これがどう影響するのかは次回以降。

2009年10月11日日曜日

市民財政白書を作る(動画版) 書くと読むとは大違い

財政を考える会でシナリオを読み合わせ。
 文字を黙読している分には違和感がなくても、声に出して読むと意外とつながりがわかりにくいことも。
 目で読むのと聞くのは大違いですね。。。
 時間がかかって、全部読み通すことができませんでした・・・。また次回。

決算書を読むシリーズ 公園

公園の費用は、土木費の中の都市計画費に含まれます。
平成20年度は公園管理費が1.3億円、公園整備費が6.9億円です。
公園整備費のうちほとんど(6.8億円)が土地の購入費。
平成20年度は浅川スポーツ公園と日野緑地、百草緑地を買ってます。このうち日野緑地と百草緑地は土地開発公社から買ったものです。

公園・地区広場・遊び場をあわせた面積は708,715㎡。100㎡あたりの管理費は年間約18,300円です。
1.3億円の費用のうち8千9百万円は、公園内の樹木の管理や除草・清掃などの委託費。その他大きいものは修繕費の1400万円、水光熱費の1300万円。
委託業務の主なものは、清掃等管理費を日野市環境緑化協会に1570万円、清掃作業委託をシルバー人材センターに約2300万円となっています。(事務報告書より)

これに対する財源はほとんど一般財源となっています。
関連する歳入としては、公園使用料の約4百万円(電柱等の占用料)、都からは緑地整備費の補助に3450万円となっています。
 

2009年10月10日土曜日

東京と大阪の比較 比較する市を選ぶ

前回及び前前回で大阪の市と東京の市と全国の市を平均で比較しました。
今回から、大阪の財政が苦しい市と東京の類似市を比較・分析することとします。
 (更新間隔は長くなると思いますが。)

財政が苦しい市として、財政健全化団体に該当する泉佐野市、実質赤字比率が最も大きい守口市、財政力が1.0を超えるのに経常収支比率が100を超える箕面市を取り上げることにしました。

これに対して東京都で、人口規模と基準財政需要額が類似する市と比較することとします。
 泉佐野市(人口10.1万人、財政需要152億円)には、東久留米市(人口11.4万人、財政需要152億円)
 守口市(人口14.5万人、財政需要222億円)には日野市(人口17.3万人、財政需要219億円)
  ~小平市の方が近いのですが、比較しやすい日野市にしました。
 箕面市(人口12.5万人、財政需要167億円)には国分寺市(人口11.5万人、財政需要156億円)
  基準財政収入額も173億と170億であり、近い。

台風去り、水草悪臭残った 県・大津市 財政難から動き鈍く

京都新聞10/8より
「台風18号で8日、大津市のなぎさ公園に打ち寄せた琵琶湖の水草に、滋賀県と大津市が頭を悩ませている。管理範囲の関係で湖面に浮かぶ水草は県、湖岸に上 がった水草は市が回収する決まりだが、共に財政難にあえぐだけに、回収に向けた動きは鈍い。湖面と湖岸の境も判別しないほどの大量の水草が悪臭を放ってお り、行政が線引きした回収区分に首をかしげる住民もいる。」

記事によると、
 県いわく、湖面の水草には対応するが湖岸に上がったものは市の対応。
 台風による漂着物回収を目的にした基金があるそうですが、活用に向けた話はでていないとか。
県庁内でも担当課がいろいろあり調整に時間がかかりそう。
 重さによって回収費用が変わるので費用削減のため、まず乾かすのだそうだが、そのために臭いが出るのだそう。

2009年10月9日金曜日

小平市市民財政白書を入手しました。

以前の記事でも紹介した小平市の市民財政白書を入手しました。
こだいら市民財政白書を作る会の代表の方から購入。
いろいろとお話をうかがいました。
特徴は歳出について目的別歳出に基づき詳しく分析していること、個々の項目について統計などを交えながら分析しており、かなりの力作です。
小平市と日野市は人口も近く、決算書の項目の立て方の違いなど、あらためてへ~と思うことがいろいろあります。

また、会の中で意見が合わない場合の進め方なども伺い、非常に参考になりました。
こちらのページに取り扱い書店が書いてありますので、興味のある方は是非。